- 名前
- Kevin (えいゆう)
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 心も,体も、そして脳も刺激します。 いきなりメールをしても返事は返ってこないと思いま...
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気になる一通のメール
2015年02月27日 23:51
このサイトに来るとログインしたと同時に都合よくメールが届いていることが多々あります。
普段はまたかと思い特に返事をしていないのですが、最近こんなメールが来ていて少し目を引きました。
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こんばんは
OLしているマリコっていいます
メールから仲良くして欲しいです
やり取りしてから大丈夫だと思えば連絡先交換OKです
お食事やお酒飲んだりしてその内彼氏ができたらなって思います
ちなみに身体の関係はフィーリング次第かなぁ
よろしくね
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僕もマーケティングの仕事の関わっている以上普段からどのようにしてオンライン上のコミュニケーションを巧みにするのかとうことを普段から考えています(例えばメールの文章)。
その中のキーワードとしてあるのが「親近感」だと思います。
この親近感を伝える為にマーケターがどれだけの時間や労力をかけているのかということはとても外側にいる人には決して想像できるものではありません。そのメールを開く時に「伝えられる」もののは壮大にあります。恋人同士がテキストのやり取りだけでオーガズムに達することができると考えると想像はつくでしょう。
さて前置きはこの辺にしておいて、マーケターのKevin君、このメールのどんな部分に興味を持ったのでしょうか?今回はそういう分析をさせてもらいます。
1) 「マリコ」という昭和を思わせる名前 (3ポイント):
この場で本名を使っているとはこちらも思いませんが、その人が連想できる名前で時代や文化的背景を少し読み取ることができるとでもいうのでしょうか?
ここで「ミリー♡です」なんて名乗られてしまうと、80年代に育った僕の時代背景とかなりズレているので、まず会話が続かさなそうですね…。
2) 「お食事やお酒飲んだりしてその内彼氏が…」 (3ポイント):
この下りを読んで、「酒池肉林」と読んでしまうのは僕だけでしょうか?酒池肉林の話しは詳しく覚えていないですが、欲望と快楽の世界に浸かっていくのを意識下で連想させます。
3) 「フィーリング」という和製英語 (4ポイント):
日本を出るといかに和製英語の意味と実際に使われている言葉の意味や語幹が違うのかということにすぐ気が付くと思います。
もちろんその内容が滑稽であったりするわけですが、その片一方時として「愛らしく」思えることもあります。このようなことを平気な顔をしていわれると、くすぐられるような感じを覚える訳です。
4) 「かなぁ」の小さい「あ」(6ポイント):
思わずどのようにタイプをしてこの文字をスクリーン上に出せるのか、などとテクニカルなことを一瞬考えさせるわけですね。と同時に思わず吐息のような効果音に見えてしまうとてもマジカルな文字です。
一気に脳と心を刺激してくれます。こういうの弱いですね…。
総括:16ポイント
合計するとメールを送るのにかかる9MPを70%超えています。EVOI (entertainment value over investment) の値が結構高いものですね。
こんなメールには「返信する」のボタンを思わずポチッと押してしまいます…。
皆さん、こんなメールを心から待っています。
このウラログへのコメント
> say.さん
こちらこそ!楽しんでもらって何よりです!
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