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男も女も

2015年02月19日 12:14

体のうすい粘膜を直接
ベタベタと触られるような
あなたのその無神経な指も
ゾクゾクして嫌いじゃなかった

でもいつだってあなたときたら
放っておくと嘘ばっかり
わたしのことお馬鹿だと
はじめから思ってたくせに…

こんな日がくると
思いもしなかったけど
まだそこにあなたが
いる気配すら感じるの

あなたがいなくなってから
もうずっと
体はサナギ色になって渇いて
冬の寒い部屋で生まれ変わるの
まるでそれは美しい蝶みたいに

まだ濡れてるその羽根を
だれかに駄目にされないように
少しづつ開いていくの
空を飛ぶ夢をみて

そんな日が不意に
やってくるのだとしたら
その羽根でどこへ
飛んでいけばいいのかしら

家畜に名前がないように
あなたの名前を忘れてしまうの
思い出して泣いてしまうよりも
あなた自体を消してしまうの

そんな日がいつか
やってくるのでしょうか
あなたとの日々が
もう許されるのでしょうか

そんな日がいつか
やってくるのでしょうか
素晴らしい日々が
いつの日か…




あの子達も
これに近い感情を
抱いていたのだろうか…

でも
繰り返すのでしょう
男も女も

このウラログへのコメント

  • ナスだよ 2015年03月09日 01:16

    何回も繰り返し、泣いたり笑ったりするのは生きてれば仕方ない事。何も無いより生きてる気がする(^_^)

  • モリオン《黒水晶》 2015年03月09日 01:58

    ありがとうございます。

    上辺だけではなく
    魂と魂
    だからこそ
    苦しみも喜びも
    大きいものですよね。

    あぁ
    恋愛したい(^^)

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