【お題日記】初めてイった時の事、覚えてる？

小学校の卒業式の頃、はしかが流行った。
結構多くの児童がはしかで次々と欠席していった。
それでも、発症することなく太郎は無事卒業式を迎えた。
ところが、卒業式を過ぎて熱が出た。
はしかを発症したのだ。
結構高熱が出て苦しい晩を過ごした。
やがて、熱は徐々に下がってきたが、高熱を経験したせいか食欲が戻るのに時間がかかった。
やっと体が楽になってきて布団で寝ている事に飽きを感じる余裕が出てきた。
とはいえ、まだ起きられる程体に力が入らない状態の時
どーやって暇をつぶせばいいのかを考えた。
そんなときにふと幼稚園の頃を思い出した。
それは、登り棒で遊んだ頃の記憶だった。
そういえば、
登り棒を何度か登っていると、妙に力が抜ける瞬間があったなと。
あれはなんだったのだろう。
なんだか下半身に力が入らなくなるあの感じ。
その感覚が妙に可笑しくもあり、ちょっと痺れる感じが懐かしい。
どうせ体があんまり動けない今あれを再現したら面白くないか？と考えた。
とりあえずパンツの上から握ってみる。
再現しない。
でも、あの感覚はこれが棒にこすり付けられた時に起きた気がするし
遥か彼方の感覚ではあるものの、あの時の思わず笑ってしまうような
腰が抜けるような、痺れるようなあの感覚があるような気がする。
で、パンツの中に手を入れて直接握ってみる。
ギュッと包み込む。
何度も繰り返す。
ああ、あの時の感覚に近づいてきた。
更に激しく繰り返す。
もっと、近づいてきた。
これはいい暇つぶしができそうだ。と思った時には、疲れ果ててその日は再現実験を終えた。
翌日もこの暇つぶしに挑戦してみた。
確かに近いところまでは行けるが、心底痺れるという感じには至らない。
かといって布団の中には棒もないしこれ以上は無理なのか？。
あきらめのような気持ちが湧いてきた。
一旦休む。
とりあえず眠る。
目が覚める。
再度実験したくなる。
握ってみる。
離して見る。
すると、パンツの中で先端がすれる。
すると、痺れ感がちょっと出た。
おお、これか！。
根元をやさしくつまみ左右に振ってみる。
ああ、
さらに激しく
あああ、
これだ

確信のようなものを得た気分に自信を深めこれを繰り返して見る。
痺れ感は右手の力となり
腰の力が抜ける感覚まで再現できるに至った。

ここから始まった。


何が？。


当時はストローク方式ではなかったし、痺れるような感覚までで放出するまでに至っていないと思うが
快感としてはすごい。
何コレ。
画期的。
すげー。

と、いたく感動した。

ある意味、はじめてイったと言っても間違いないだろうという経験。