確執

おそらく、誰も読んでも面白くないログですが、吐き出したくて書かせてもらいます。

今朝、久々に悪夢をみた。
徒歩圏内に住んでいる実家の母絡みの夢。

私は、母が苦手だ。嫌いと言ってもいい。まぁ、たぶん、愛してはいるんだろうけれど。
それを自覚すると、苦虫を噛み潰したような気分になる。

産み育ててもらっておいて、という風に思われるかもしれない。
特に、私は標準よりかなり小さく産まれたので、リハビリだの病院だので、全うになるまでは相当大変だったらしい。

しかし、４ヶ月早い早産だったことに、私の責任を問うのはお門違いだ。
物心ついて以降、耳にたこができるほど、私はそれを責められ、母の意向に添うよう育てられてきた。

添わねば、躾と称してヒステリックにわめかれ、叩かれ、蹴られる。
逃げ回れば追い回され、髪をつかんで引き倒され、物差しや手近なもの、あるいは素手で殴られる。

小学校の高学年にもなると、母の意見に感じる違和感を指摘するようにもなるが、火に油だった。
最終的には、「親に向かってどういう態度だ」で、そこから対話に発展するわけはない。

たまたま身をかばった手足が母にあたった時など、すごい形相だったのを今でも覚えている。

ランドセルを窓から投げ捨てられ、母の言うことを聞けないような子は出ていけ、と言われたときは、
むしろ、これ幸い、と思ったくらいだ。

「あんたが、こらえ性もなく早く産まれたおかげで、私はこんなに苦労してあんたを育ててきた」
「小さくて小さくて、心配で心配で、でもかわいくて、なんとか育って欲しくてよその子より厳しく育てちゃったね」
「だから、あんたはきっと親孝行してくれると信じてる」
「あんたのことを世界一分かってるのは私。誰よりもあんたの味方だよ。だからあんたも、お母さんの言うことをよく聞きなさいね、そしたら間違いなく幸せになれるから」
「みんな、孫は我が子よりかわいいでしょう？って言うけど、私は正直、あんたの方がよっぽどかわいいわ」

今でも時折、首に縄をかけられているような気分になり、たまらなく息苦しくなる。

そのくせ、母の日や誕生日に小遣いからプレゼントをすると、
こんな安物いらない、もっと趣味の良いもの持ってきなさい。と。

服ひとつ選ぶにしても、
あんたは悪趣味なんだから、私が選んであげなきゃだめだわねー

漫画や本も、お気に入りのものを幾度捨てられ、あるいは見せしめのように切り刻んだものを、机に置かれただろう。
友達からの借り物でも、かまわず切り刻む。

そして、すべて私が悪いのだと言われる。

やがて、遊びに行く先や様々なことに、どうせ正直に話しても否定され嘲笑され妨害されるからと嘘をつくと、
私の友達にわざわざ「この子うそつきでしょう？」と言ってみたり。

見た夢は、
「私と息子くん、どっちが好き？」と問われ、正直に息子だと答えたら、豹変して息子を殺されそうになる夢だ。
奪い返して胸に抱き込んで庇ったが、蹴る殴る引っ掻くで声も上げられない、みたいな。

結婚のときも、家を建て替えるときも、お産の付添いを断ったときも、産後の里帰りを断ったときも（結局拉致されたが）、家の合い鍵を渡すのを拒否したときも、
さすがに蹴る殴るはされなかったが、暴れたり泣いたり、実家家族に泣きついてとりなしに来させたり、主人や主人の実家をひどく罵ったりなど、大変だった。

それでも、正月だけでなく、月に数度は顔を出している。
特に揉めないように、母の意向に概ね沿ってさえいれば、とりあえずは平穏なのだ。
時折思いつきで妙なことを口走ったりするけども。

夢見が悪かったおかげで今日は、１日調子が悪かった。
一緒にいないのにこうなるなんて、ずいぶん免疫が落ちたものだと思う。

たぶん、これは、いいことだ。