桃太郎

キジ、サル、犬を引き連れて

イザ、鬼が島へと意気揚々と歩いてると

周りの雰囲気が少し変わってきた

何やら、怪しげな明かり、

道は一本、一人と三匹は歩いた

いきなり

「お兄ちゃん、寄っていかへんか？」
「何や、何や」とサルがビックリ」
「いややナｱ」と客引きが桃太郎の手を引き
たどり着いたら、大きなネオン看板に

熟女パブ「鬼が島」と書いていた

奥へ奥へと通された

天井にはミラーボール

正面にバンドがムード曲を流してた

何か昭和の雰囲気が

そこに来たのは色白のややポチャさんが三人

「いらっしゃいませ」と一斉に挨拶をし

それぞれが席に着いた

「あら、こちらのお兄さん凛々しい姿やわァ」
「こちらのお猿さん可愛い顔」
「このワンちゃんふわふわの毛をしてはるゎ」

しかし、唯一の女の子キジは
「何やねん、このおばちゃんらは」とチョイ機嫌が悪かった

ここは花のキャバレー

お客さんの女の子は扱いが悪い

ましてや自称知的美人のキジは特に嫌われたようだった

後の男どもは飲めや歌えやの大騒ぎ

大事な処への攻撃、オッパイを触らせて貰い

膝に乗せたりのピンクサービス

挙句には裸踊りの乱痴気騒ぎでした

やがて閉店時間

帰り際は請求書

全員がぼろぼろで返されたとさ

おしまい

チャンチャン♪