- 名前
- HAL
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 歳のわりには皮下脂肪少なめ。 アピールにならん?
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
係長さん
2006年10月01日 22:57
俺が今の会社に入る前に働いていた会社は
当時では珍しく女性が生産現場の上司をしていた。
俺が担当した製品の生産ラインも女性の係長で
女性だった。
高卒の2年目で係長だから当然仕事も出来る。
仕事は出来るがタカビーな感じではなく、
柔らかい雰囲気で田舎のお姉さんといった感じ
の女性だった。
俺より歳下なんだけど。
どちらかといえば、俺は飲み込みが遅い。
仕事にしても勉強にしても。
コツを掴むのが苦手だったせいもあって
良くミスを犯したが、その係長には逆に慰められた。
係長のラインを担当して半年ぐらい経つと
会社の内線電話で無駄話しも出来る間柄になった。
俺としては職場の先輩だったので敬語を使って
話すのだが、定時を過ぎても敬語を使うと
「私が年上みたいで嫌だから。」という理由で
普通に話して欲しいと言われて、逆に今度は
年下の女性として意識してしまい、シドロモドロ
になってしまった。
彼女は背が低く、双子タレントの三倉茉奈・佳奈
に似ていた。
可愛いのだが、全くタイプでは無かったので
恋心とかは一切無し。
ある日、生産現場に係長を尋ねていくと
珍しく彼女は苛立っていた。
聞けば、部下の男性の無断欠勤が多く、他の作業者から
不満が出始めている、との事。
ふんふん、と話しを聞き続けて20分間ぐらい経つと、
彼女は泣き出してしまった。
「私だって他の女性作業者の様に気楽に働きたい。」と。
俺は、そんな彼女を元気付けたくて
「いっしょに飯、行きましょうか、今夜。」
と誘った。
自分でもびっくりするぐらい自然に誘った。
彼女は、暫く大きな目で俺を見ていた。
それから、ちょっと目をそらして
「居酒屋で飲みたい。」と小声で言った。
他の作業者に聞こえないように。
続く!
このウラログへのコメント
コメントを書く