世界の色　星の色　自分の色　みえる色

自分の見ている世界は本物なんだろうか

自分の感じている世界は本物なんだろうか

自分の生きている世界は　本当に　ここなんだろうか

いつも考え　いつも感じて

そしていつも　答えが出せないで居る自分

そんな自分は

本当に自分だろうか？


人　他者　全ての生きている人へ

全ての死に行く人へ

少しの　自分の知る　死者へ


そういえば　自分の世界が灰色だといった子が　過去に居た

今は何色だろうか　血よりも赤い紅だろうか

夜より暗い黒だろうか　光より広がる白だろうか

それとも

ウチと同じ　　自分が見えない　冷たい透明だろうか



ウチを黒と言った人が居た

ウチを透明と言った人が居た

ウチを白と言った人が居た

ウチは

なんなのだろうか



ガラス越しの外の世界は　たくさんの色にあふれて

その場だけ見れば　ガラスはその色に染まるのだろう


そこに色がなければ

そこに人が居なければ

ウチは何色でもないのだろう

誰も見えないのだろう



ウチはどこにでも居て　どこにも居ない

何色でもなく　何色にでもなれる


そんな楽な生き方をしている

ふふ　うふふ


心が枯れ始める　心を刈り始める




あなたは　幸せですか？　あなたとともに行きます
あなたとともに・・・　ヴォヤージュ1969より



いまだに人を好きになることがわからぬウチへ