表ログの続き

母と話をした



年を重ねるにつれて

話せる事も色々増えてくる

聞きたい事も気兼ねなく話せるようになる






中略






親父は親父で

アイツは馬鹿だから俺が養わなくなったら飯食えなくなっちまうと言い

母親は母親で

あの人は面倒を全部私に押し付けて何も出来ない人なんだと言い

大体あの人はいつも帽子を深々かぶって色白で気味悪(略

旅行のセッティングだってあの人の同僚が(略

車の中で一泊(略






俺ら三人姉兄弟

よくもまぁこの遺伝子から頑張れてること

もう完っ璧に[こたえてちょ～だい]辺りで再現ドラマされちゃう人種じゃん

婆さんに金を貰って毎年車を買い換えたり



て言うか今思い出した

親父は婆ちゃんに対して口が悪い

すぐにうるせぇって怒鳴る(俺が子供の頃の話)



絵に描いたように内弁慶ですやん。

今の時代だったら完全に

[うるせぇ部屋に入る時はノックしろっつったろババァ]状態じゃん






当時両親の同僚は皆結婚して

残り者同士だったらしい



母親の家系は

皆苦労する割には実りのない人生を送る人ばかりだ

ストレスに悩まされる母(三女)も

離婚もせず

子(孫?)宝に恵まれ

まだ良い方だとは思う



細かくは書かないが

まだ良い方だ



そうだな

あまり愚痴愚痴する事ではないな



願わくば

甥には強く育って欲しい



姉貴んとこの三兄弟はなかなかやんちゃで問題もあるだろうが

立派に育ってる気がする

少なくとも両親や祖父母の愛情を受けている

だから

何かあったら

助けてやって欲しい



愛情を注いで貰えなかった人間を親にもつことの辛さ

何となく理解はしているつもりだもの



一番ツラいのは誰なのだろう

もしかしたら甥よりも兄貴のが苦しんでるのかも知れない



俺は兄貴と会話を最後にしたのは10年以上前だ

母もそろそろ丸一年経つと言う






会話を全くしなくても

姉貴の話を聞くに

好きな音楽や好きなゲームは共通点が多いっぽい

ユニコーンのアルバムを貸してくれた時は本当に嬉しかった



指折りで数える程だが

一緒にファミコンやスーファミで遊んだ事は忘れていない

ゲームボーイのソフトを貸した事も覚えてる



景品のノーパソ(Windowsの欠片も無い時代の)を勝手に持ってった挙げ句壊された事は今でも根に持っている

それは兄貴の部屋に忍び込んでセガサターンの18禁ゲームをやろうとしてバレたのでおあいこか






小さい頃はいつも親父と兄貴の機嫌を伺う様に過ごしていた

時は流れ、仮初めではあるが私は自由になった。

兄貴の部屋に忍び込んでこそこそエロ本を読んで痕跡を残さないように神経を使う必要もなくなった。



(あれ多分俺にも結構責任あるなコレ)



妻を迎え

息子が産まれ

それで今の兄貴は幸せなのかな






俺は

とりあえず幸せな方だとは思う



でももしかしたら

幸せだと思い込んでるだけなのかも知れない






唐突な話だが

下着泥棒について思うこと。

女性と接する機会が無くて

それでも女性と何か接点が欲しくて

段々と歪んでいった末に

女性が使用している物にたどり着き

気がつけば女性と接することよりも

物に対する執着心のみになってしまう






もしかしたら今の私は

理想的で暖かい完璧な家庭に憧れるあまり

いつしか目先の華やかさに夢を見るようになってしまっているのかも知れない



ゲームは良い

面白いし面倒な事は無い

それで自己完結出来る欲求は多い

色んな格好をさせたり

色んな角度から覗いたり

非日常が溢れている



けどそれは本当は

目の前の現実を受け入れられないばかりに

自分が本当に求めているものに嘘をつき

自分で自分に洗脳し続けた結果なのかも知れない

たまにそう思うのです



リコーダーを舐めたり

私物を盗んだり

あまつさえただの薄っぺらい画像一枚にぶっかけて満足してしまうような人間



歪んでいなければ

普通に仲良くなっていって

普通に私物を貸し借りしたり

普通に舐めあったり

普通にエッチしたり出来るのだろう






そう考えると、だ。






俺の御先祖様の秘め事を知ってみたい。

俺が多少歪んでいるのって

先祖代々から見ればどんなものなのか

気になったりしない？



俺よりもっと凄い変態とかいたらウケると思うのよ






ちょｗおまｗｗ豊臣が攻めて来てるってｗマジ明智に怒られるからｗｗｗ






みたいな御先祖様だったら






イヤだなぁ……






もしかしたら

あと数年後には

親とエッチな話も出来るんかも知れんな



そのうちオカンに聞いてみよう



[親父のセックスって、正直どうだった？]って。









そんな戯れ言を思い浮かべながら

馴染みの和菓子屋の草餅を母に持たせて

改札でにこやかに手を振るのであった






追伸

いつか死ぬ前に兄貴にはデキ婚の感想を根掘り葉掘り聞いてやるぜウケケケケ

あとおばあちゃんの新婚初夜も気にはなったりする