この人とは

今までお付き合いしてきた女性で、いまだに忘れがたい人がいます。

　とても素敵な女性で、ボーイッシュだけどスタイルはとてもよく、それ以上に内面が美しい人でした。自分には全く才能のない音楽と絵が上手なところが特に好きでした。

　だけど、当時の自分は、本当につまらない人間で、自分でもそれをよく分かっていたので、「もっと遅くに出会えればよかったのに」と思っていました。

　自分をもっと磨いて、精神的にも成長して、それで、人生最後の女性として、彼女に出会いたかった。

　まぁ、そんなこと考えている時点でダメなんでしょうけどね・・・。

　２年近くお付き合いし、彼女が海外に留学するのを機に、お別れをしました。

　彼女があけてくれたピアスホールの痕跡を鏡で見るたび、自分が相変わらず成長できていないことに内心苦笑いをしてしまいます。