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花と蛇3

2011年09月16日 01:25

昨日書きたかったものです。
はっきり言って、こんなひどい映画なんで作ったんだろうと思いました。
私は、団鬼六さんのSM小説独特の世界、描写、表現にどっぷりはまっています。
SMというと、鞭でバシバシ叩くとか、縄で縛る、ローソクをたらす、といったプレイだと思ってませんか。まさに、花と蛇3はそれだけの映画です。
ですが、団鬼六さんの世界は違います。ちゃんと責められる女性、責める側、それぞれに背景があり、それによって執拗辱めるのです。背景があるから、責める側に同情したり、陵辱される気持ちが分かったりするんです。
なのに、
花と蛇3は、そういった部分がすごく薄っぺらい!小向美奈子演技力の無さも手伝って、全く感情移入が無かった。
さすが、Vシネの監督が撮った映画やなと、AVの方がよっぽど面白いなと思いました。
花と蛇は、これまでも日活ロマンポルノ杉本彩主演の映画などで何度も映像化されていますが、恐らくこれが最低の作品だと思います。

小向美奈子を何とか売りたいという人が寄って作品にしたのでしょうが、選ぶ題材を間違ってます。誰も映像化してないようなものなら、又は、団鬼六作品以外ならもっとましに見れたかも知れませんが、これは大いなるミスチョイスです。

見る価値なしなので、画像もアップしません。

団鬼六作品に興味がある方、小説を読むか、日活ロマンポルノDVDを見るか、長田要さんが漫画で描いてる作品を読むことをお勧めします。そのあとで、杉本彩作品を見てください。

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