裏の金の話

といっても
キンタマの話ではありません。

僕が子供のころ
家の引き出し開けると
純金の装飾品のネックレスがたくさんありました。
１００個とか２００個っていう単位で。

みんな見事に加工されていて
とくに、魚の形したうろこが何十にも
なっていて本物の魚のように
動くようになってました。
重量もかなりあって。

父が「純金は柔らかいんだぞ」といって
よく噛ませてくれました。
水戸黄門で小判が本物か見るように噛むみたいにです。

でも、あるときその引き出しは空になり
また暫くするといっぱいになる。
という繰り返しでした。

今日、テレビで金地金が値あがってるので
金のネックレス買取が盛況だというのみて
合点がいきました。
父は僕が幼いころ
東南アジアとひろく貿易やっていたので
きっと　密輸　ですね。
当時、金　輸入できなかったから。

見事な加工したネックレスでも
子供じゃ
金の地金として売ったほうが儲かるなんて
信じられませんものね。
だから家は金持ちで
僕のランドセルなんかは
つやつやの靴の皮みたいな
牛皮でできてましたものね。
小学校の先生にいつも嫌味言われてました。
バリ島でも銀細工は、銀の地金の代金で売ってますよ
って宣伝してますものね。
いんちきだとは思いますけど。

キンタマの話でなくて
ごめんなさいね。