私も そう思います

そんな
君の言葉が
嬉しかった…







そもそも
君は
何を求め

また
僕の前に
現れたのだろうか…



今も
君は
心のどこかで
「主」を求め
さ迷い続けて
いるのだろうか…と、







暑い中
仕事も終わり１７時
皆
家族のもとへと
家路を急ぐ…

帰る方向が違うと
悟られたくない僕は…

会社の駐車場で
少し
時間をつぶす…



堕落した日々…

その日暮らしの毎日

金が入れば風俗通い…

週末は飲み屋で
騒いでいる…

記憶が無くなるまで
飲んで…

携帯にぎりしめ
いつの間にか
眠りにつく…



土曜日の夕方
何時もより
町が賑やかに見える…

親子連れや
学生さん達が
ぞろぞろと歩いている…

その中に
浴衣を着た
女性の姿がチラホラ
交差点に立っている…

ああ…

今日は
花火大会だった…

僕は
最近お気に入りの
台湾料理店で
食事を済ませ…

一人暮らしの
アパートへ帰った…



シャワーを
浴びる事もなく
部屋で寝そべり
携帯の液晶を
眺めているだけ…

気が付けば
部屋の中は真っ暗…

それと同時に
花火を打ち上げる
爆音が聞こえた…

花火かぁ…

子供の頃から
毎年
花火を観に行ったものだ

花火大会
当日は
実家のラーメン屋は
忙しいから
兄弟だけで
５００円札
握りしめ
観に行った
足立の花火大会…

学生時代
学校の屋上から観た
いや、
正確には
花火に背を向け
仲間と
麻雀をしていた
隅田川花火大会…

二十歳の頃
北関東で
一人暮らし
音に釣られて
一人自転車で観に行った
足利の花火大会…

彼女が出来て
アパートの部屋から
二人で観た
太田の花火大会…

夫婦になって
犬の散歩中
グランドのベンチで観た
足利の花火大会…

子供ができて
晩御飯の途中
自宅の二階から観えた
足利の花火大会…



目を閉じれば
僕の記憶の中の
花火大会と
今、聞こえている
爆音とがリンクする…







君の目には
花火
どんな風に
見えたのだろうか…



春は
お花見

夏は
花火大会

会社の仲間や
友達…家族…
そして恋人達…

それぞれの
人達の
それぞれの
想い出が…

夜空に花咲く…







テレビのニュースで
ヒマワリが
放射線物質を
吸収すると
放送していた…

その時
僕の頭の中で
景色が広がった…



浜通りに広がる
ヒマワリ畑…

オランダの風車を
モチーフに
デザインされた
風力発電の
風車が回り…

太陽光発電の
パネルは太陽を追尾して
方向を変える
ヒマワリ型太陽光発電

ヒマワリの種からは
バイオ燃料を精製出来る

近未来型の
エネルギー施設！！

桜も植えようよ…







３０年後
日本中に
散らばった
両親を亡くした
子供達は
結婚して
子供を授かり…

また
この場所に戻って来る…

春は
お花見

夏は
花火大会…

僕の
大切な人達や
想い出は
ここに
眠っているのさ…

そう
子供達に
話すのだろう…







そんな事を
想像しながら
眠ってしまった…






とくに
何も無いですが…

逢いたいと
思う時があります…
（笑）