夏が来ると…

思い出す。
高校の時・・・名前は忘れたが・・・私と友人達だけが「ござ先輩」と呼んでいた人物がいた。
彼はママチャリの荷台に彼女を女座りで乗せ、花ござを畳一畳分棒状に丸めママチャリに常時装備し、彼女と一時の青カンの聖地を求め毎日放課後さまよっているのを偶然私が本屋の帰りに目撃し、事をなすところを見てしまった時から命名したあだ名なのだ！
年中花ござは装備され、いつもママチャリだが時々後ろの荷台に座る彼女が違う時がある。
そんな日は友人たちはすぐさま中のいい先輩たちに諜報活動を開始し新しい荷台の主の情報でもちきりとなる。
何しろござ先輩は女好きなもので・・・。
確か吉野川沿いで合体してる時にうちの学校の体育教師に見られ注意を受けたらしい。
見た目はあまりいいとは言えない男なのだが・・・ものがいいのか？テクが凄いのか？回数こなすのか？・・・と友人たちとよく話したものだ。
結論は、さえない男でもあっちの仕事がよければ落ちる女もいるらしい！という事になった。
夏になるとござ先輩は活動が鈍るが、少し青カンに適した頃また盛んに合体の聖地を求め移動する姿が見られるのだ。