- 名前
- 純
- 性別
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- 年齢
- 64歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 人生の最後のパートナーになるであろう方を募集しています。 体型とすればグラマーの方が...
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久しぶりに官能小説ですよ
2011年06月01日 23:37
第一話
●甘い香りの先には…
空気が澄んでいると真夕は思った。
真夕は25歳になったのを機にIT企業に転職し、
同時に引っ越しも遂げた。
緑の多い遊歩道を歩きつつ、新たな地の環境の良さを実感する。
メイン通りにはオシャレな雑貨屋や家具屋などが立ち並んでおり、
そのどれもが独自のこだわりを感じさせる個性的な店ばかり。
ふと優しい甘い香りが鼻先をかすめた。
香りの先には一件のカフェが建っている。
近づくと、さらに濃厚な香りが真夕を包み込んだ。
甘さだけでなく上品な香ばしさ。
真夕は、何気なくカフェの中をのぞく。
えっ……?
真夕は息を止める。
ガラス扉越しに見えたのは、なんと若い男女のキスシーン。
真夕が硬直していると、男性が気づいて一瞬こちらを見る。
驚いてガラス扉から離れ、真夕はその場から走り去った。
●忘れられない視線
真夕は、家に着いてからも動悸がおさまらなかった。
思い出すまいとするほど、あのラブシーンがありありと浮かぶ。
女性は背の高い男性の肩に手を乗せ優雅にキスを求める。
男性は女の唇をふさぎながら腰に手をまわし……。
首を激しく振る真夕。
しかし、その夜真夕は眠れなかった。
私が最後にキスしたのは……?
元彼と最後にしたのが、もう1年半前。
真夕は別れた恋人を思い出していた。
右手は、いつの間にかショーツに伸びていく。
ショーツ越しに自分を愛撫する真夕。
すでに湿っている…。
自然と指は中へ侵入し、漏れ出す蜜を掬っていた。
とろとろの蜜を蕾全体にくるくる塗ると、
とてつもない快感が押し寄せる。
ゆっくり右の指を挿入し、左の指は口の中へ入れる。
キスされながら硬いものがゆっくり入っていくのを想像をすると、
大きな波が押し寄せた。
「あ……」
指の動きを早くすると、激しく求められる感覚がぐいぐい迫る。
……あっ……と声を上げ、真夕は果てた。
絶頂寸前に頭に浮かんだのは、元彼ではなかった。
妄想の中で真夕を抱いたのは、
なんと一瞬目が合っただけの、あのカフェの男性だったのだ。
●偶然の再会
翌日、真夕は仕事を終え自宅までの道を歩いていた。
家に帰るにはあのカフェの前を必ず通らなければならないが、
真夕はその前を通りたくなかった。
昨夜の妄想を思い出し顔が赤らむ。
顔を伏せた瞬間、真夕は軽く肩をたたかれた。
えっ……?
振り向くと、昨夜の淫らな妄想の中に入ってきた
あのカフェの男が立っていたのである。
-------------------------------続く----------------------------
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