連続デジ小説・・・Ｍっちゃん1

5年程前の話である

札幌の薄野に
私の行きつけの店がある
（普通のスナックですから）
（鞭を持った女王様とかボディソープ片手のオネーチャンとかミョ～に股間の膨れたオネ～～チャンがいる所ではありません！！）

その店の常連にＭっちゃんがいる

その店の女の子の一人に
Ｃちゃんがいる
バツ１、３５歳、子供一人、彼氏一人
気さくな明るい良い子だ
因みにＣチャンの彼氏は、私の飲み仲間兼舎弟である

そんなＣチャンにＭッチャンが恋をした

でも・・・・Ｃチャンに彼氏がいる事は、Ｍッチャン知ってる筈だ
私のいる前でＣチャンはＭッチャンにハッキリと彼氏がいる事を
伝えていたのを覚えてる・・・・・・・・なのに・・・・・・・・・

事の起こりは・・・昨年の秋
Ｃチャン、Ｍッチャンと始めての同伴
それも、二人きりではなくＭッチャンの同僚二人も一緒だ
何時もの様に店のドアを開ける
いらっしゃいま・・・・・・・・・・・・・おはよ～～～～
（なぜか？？私は、おはよ～～と迎え入れられる）
客はまだ誰もいない、いつものごとく、勝手にカラオケセッティングして
勝手に熱唱しだす
私がこの店を気にいってる所は一人にしてくれるところだ
（なんか寂しくないか・・・・・）

そんな事してるうちに
ＣチャンとＭッチャン、他が入ってきた
Ｃチャン、俺を見つけ
（ダッチョおはよ～～～）
何故か此処ではダッチョと呼ばれてる、ダッチョ～～じゃなくてダッチョです
続いてＭッチャン
（あ～～～～～ジンさん！！！おはよ～～～～～ざい＃＄％＆）
と言いながら、ハグしてきた！！
（なんだ！！こいつ！！ミョ～にテンション高くね～か？？）

それからとゆーもの
Ｍッチャン、ハイテンション
カラオケ歌いまくるわ、踊りだすわ
そのころには他の客もボチボチ入ってきてた
それでもハイテンション

Ｍチャン、悪い奴ではないし、他の客にチョット触れただけで
歌ってる途中でも
（あっ！！すいません！！すいません！！）
みんなしょーがねーな位で笑って許してしまう
連れの二人も頭を傾げてる？？？
私がＣチャンに
（Ｍこと？どーしたの？？）と聞くと
Ｃチャン
（？？？？？？わかんないんです、居酒屋で急にあのテンションになって？？？）

その内Ｍッチャン、勢いあまって、鉢植えに突っ込んでいった
女の子
（きゃ～～～！！大丈夫！！大丈夫！！鉢植え！！折れてない？？）

鉢植えかい！！！！

さすがのＭッチャンもオーバーヒート、連れの二人も先に帰り
Ｍッチャンだけ残った

カウンターに移り、大人しく飲んでる
Ｃチャンが
（Ｍコトさん、大丈夫ですか？？？）
と聞くと・・・・突然！！
（Ｃチャンだけ、俺のコトＭッチャンって呼んで良いよ、Ｃチャンだけ特別！！）
と店中に聞こえるくらいの大声で・・・・

その日から
他の女の子も、客も、もちろん私も
Ｍコトの事を

Ｍッチャ～～～～ン！！っと呼んでる

同時に
ＭッチャンのＣチャンに対する
あ～～勘違い、そりゃまずいぜ！！それを言っちゃいけね～～よ
攻撃がはじまるのである

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く