43/22の恋をしました <出会い>

それは、唐突に始まりました

あるネットのアプリを使用して出会いました
簡単なメッセージを異性に発信するアプリです

さみしい とだけ送ったメッセージ

見知らぬ異性から連絡がありました

大丈夫？との一言

これが、43/22の恋の始まりです


私は、誰かしらない異性に対して返信しました

メッセージありがとう
気持ちが和らぎます
でも、なぜか、さみしい気持ちが込み上げてくるんです

と、ありのままの状況を伝えました
すると、以下のメッセージが返ってきました

私のメッセージで、和らいだのなら
私でよければ、こんまま、メッセージの
やりとりしましょうか？

私は、見ず知らずの異性に甘え、メッセージの交換を
する様になりました

多い時で日に十通のメッセージのやりとりをした

メッセージのやりとりのなか、
段々と、見ず知らずの異性が
ぼんやりとみえてくるようになって来た

大学の四回生であること
一人暮らしであること
163cmの身長で、コンプレックスを持っていること
寂しがりやであること
土日は読書で大半ですごしていること
自炊していること
実家が大阪であること
普通な女の子であること

段々と彼女がみえてきた

そんなおり、どんなデートがしたいのか
といった、若いカップルが話そうな会話になった

お互いが、新鮮で、どこでデートする？
朝は、ここでこれ見てとか
こんな食事でどう？とか、
ここを歩きたいなぁとか
夜景は外せないとか
いろんな話をした

その頃になると、淋しさはなくなっており
寝ても覚めても、彼女を思う様になった

40を超えた今、そういった若い頃にしたデートがやけに懐かしく思えた
デートプランを考えるって、ほんまに、久しぶりだった
楽しくて楽しくて、仕方なかった

そんなある日、彼女がゴールデンウィークに、実家に戻ることになった

彼女に勇気を出して、会おうと言うべきか迷った
やっぱりネットで出会ったため、警戒しているだろうし、せっかく仲良くなれたのに、嫌われたら、元も子もない
このメッセージでだけで、私には、充分なんだから
と、言い聞かせたが、会いたい気持ちの方が、現状維持よりも、強かった


勇気を出して、ゴールデンウィークに会おうと言った

返事は、はい だった

こんなに待ち遠しいと思ったのは、最近では、全くない話だ
心がときめくとは、こういったものなのだろう
本当に、幸せを分けて上げたいとまで思った

会う日まで、二人でデートプランを考えた

大阪出身だが、京都の高校へ通っていたため、難波、梅田とか、行った事がないっていうから、大阪を回ろうってことになった

実際に行ったデートが以下だ

心斎橋通りを、地下鉄の心斎橋駅から本町まで商店街を歩く
地下鉄の心斎橋駅まで歩いて戻り、ひっかけ橋まで歩く
グリコの看板や、かに道楽のかにに感動していた
アメ村に行き、猫カフェに行った
彼女かわ猫好きなので、かなり喜んでくれた
法善寺横丁に行って、お好み焼きを食べ、難波グランド花月の前までいった
タクシーで、通天閣に行き
通天閣より、大阪を見て
串カツを食べた
そして、大阪駅に出来たルクアを見て回った
そして、空中庭園に行った

デートの時は、色んな話をした
手も繋いだ
腕を掴まれた
目も合わせた
ハグもした
空中庭園では、人目を気にせずキスもした

とても、新鮮やった

恋の絶頂だった


最後まで、読んで頂きありがとうございました