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終わった恋の話

2011年01月28日 00:50

淑女の皆様今晩は、hasumiです。

今夜はタイトルの通り「終わった恋の話」
僕の話。

男が皆そうなのかどうかは分からないけど、
それでも「昔の女」をあるいは「昔好きだった女性」を
思い出すことがある。

だからといって、べつにそのひとを今恋しく想うとか
そういうことはない。
単なる懐古だし、感傷にひたるだけだ。
学ぶことも多い。
運がいいときは、明日の糧になることだってある。


今さっき、
ウディ・アレンそれでも恋するバルセロナ』を見た。
苦い思い出の作品だ。
初めて見る作品なのに、ひどく思い出深い作品だ。

映画の公開当時、僕はある女性を落とそうとしていた。

その人とは長い付き合いで、お互いに幼い頃から知っている。
大人になってから再会して、それから時々会うようになった。

最初は特別に意識することもなかった。
事実その間にもカノジョは何人かいた。
でもなぜか、
その人と会うときは、
カノジョとうまくいかない時が多かった。

「その人」にも彼氏がいることは知っていた。
今考えると僕が未熟だったせいもあるだろうけど、
話を聞くかぎり、とにかく退屈で陳腐な男という印象をもった。
そして間違いなく「その人」はイイ女だったが、
退屈で陳腐な女になろうとしつつあるように感じた。


いつの頃からか、「その人」を奪ってやろうと思った。


それが次第に、本気で「その人」を愛するようになっていた。

もしかしたら、愛していたからこそ、
奪ってやろうと思ったのかもしれない。


…「その人」を救うために?


今思えば、勘違いだったかもしれない。
今思えば、思い上がりだったに違いない。

今思えば、そんなことは分かっていた。

だから素直に正直に、
気持ちを伝えようとはせず、
気持ちを隠そうとしたのだ。

だから「その人」を苦しめた。

何度も二人きりで出かけた。
いろんな場所に出かけた。

僕の気持ちは、完全に「その人」に移っていた。
僕と僕のカノジョとの関係はほとんど終わっていた。
僕と僕のカノジョは終わり始めた関係を終わらせようとした。
僕の気持ちは、完全に「その人」に移っていた。

でもある日、「その人」から別れを告げられた。

「その人」の真意は今でも分からない。

ただ、「その人」は、
そのときしていたデートの約束を取り消したいと言い、
そのことについて謝った。
そのあとで僕と絶交したいと言い出した。
「その人」は、僕が「その人」を傷つけたと言い、
遠回しに、僕を否定する言葉を並べた。

「その人」の真意は今でも分からない。

ただ、ぼくは、
取り消されたデートの約束について「気にするな」と言い、
そのあとで傷つけたことを謝った。
でも僕には心当たりがなく、
僕は、「その人」の誤解を解きたいと願いながら、
遠回しに、「その人」を罵る言葉を並べた。


以来、「その人」とは会っていない。


「その人」は、僕のことを、
憎んでいるかもしれないし、
呆れているかもしれないし、
忘れているかもしれない。

僕は、「その人」のことを、
たぶん憎んでいるし、
たぶん蔑んでいるが、
たぶん忘れることが出来ない。
そしてそれ以上に、
今も自分自身を呪い続けている。

だから今でも、
ふいに怖くなることがある。
なにを怖れるているのかは、じつはよく分からない。

ただ一つ、
そのとき「その人」と観に行く約束をしていた
それでも恋するバルセロナ』を見ることを
ずっと避け続けていたことは、はっきりしている。



今夜、
はじめて見た。

いい映画だった。




成就しない恋だけがロマンティック」
とは、いい言葉だ。

それについては、あらためてオモテで書きたいと思う。


では皆様、次回お目にかかるときまで
ごきげんよろしゅうm(__)m

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