「どうでもいい」と「別れようと思うくらい」

した方は「些細なコト」と思っても

された方にとっては「大きなコト」かもしれない。

全てを打ち消す位

今日までの二人の時間、触れ合ったぬくもりも打ち消す位

大きなコトかもしれない。

それとも

ささいなコトだったけど

その些細なコトにも打ち消される位

自分はもっと些細な存在だった？



・・・・・・・後者かな。




身体の傷はいずれ消える。

痕は残っても痛みは消える。

だから我慢も出来る。耐えられる。


けど、心の傷は？痛みは？？

イツ消える？？




痛い。

苦しい。

自分も。

そして

きっとあの人のほうが。


どうしたらあの人をラクにしてあげられる？

別れるコトになっても

許されるまでは側にいたいと思う。

でないと自分は、一生あの人の傷のままな気がして。

今まで、あの人が付き合ってきた人たちのように。

「ごめんなさい」も「愛してる」も届かない

姿さえ見えないあの人に

何をしてあげられる？

無理なコトを言うあの人は

許してくれる気なんて、更々無いだろうけど。





この腕を、この足を

切り刻めたらどれだけラクか。

そんなコトをしても無駄だから。

ひょっとしたら許されるドコロか

一生このままかもしれない。

けど

あの人が大事にしてくれた自分は

あの人の中には、もういない。

そんな自分を大事にして何になる？

今なら大丈夫。

今なら何も言われない。

きっと「あ、そう」で終る。

しかってなんかくれない。

放っとかれる。

でもそれも怖い。

切り刻みたいけど怖い。







はじめっから高望みだった？

不釣合いだった？

荷が重かった？



やっぱりあの人は「月」だった？

月。

心理テストでは「あこがれ・手の届かない存在」。

遠い遠い存在。

イツだったか教えてくれた。

「月のような存在になりたい。
　イツでも明るく照らすのではなく。
　暗い時に照らせるような。
　ふっと空を見ると、
　青空に白く浮かぶ月のような」

そう言ったトキに

「そうなったら困る。
　話も出来ないし、触れるコトも出来なくなるから」

って教えてくれた人。

ずっと貴方は「月」です。

自分にとって

貴方はずっと。これからも。




一度は「どうでもいい」存在になって。

今回は「これを機に別れようと思うくらい」。

全然成長してない。

せっかく「強くなった」って言ってもらえたのに。

愛されてたのに。