これからSMをする方へ…　縄編

SMの道具と言えば縄！と連想される方は多いかと思います。

縛り上げてから鞭、蝋燭への展開、はたまたそのまま転がされてても嬉しいというのが縄の持つ魅力かと思います。


私が生まれて初めて縛られたのは確か赤い綿ロープ。引っ越し用のロープなんてのもあったし、ネクタイやら浴衣の帯やらも定番かと思われます。

その後、麻縄で縛られる機会があったのですが「チクチクして痛い。」
という悲しい感想を持つ私。

麻縄の魅力に気付けたのはそれからさらに数年後でした（笑）


麻縄の魅力とは何でしょう…。
まずは肌に吸い付くような感覚。
綿や他のロープではまず味わえません。
それは何でじゃ？と思われるでしょうが、縛り用の縄って単なる縄じゃなくてちゃんと縛り用に仕込むんです。
煮込んでタールを抜いて、炙ってケバ取りをし、馬油やらオイルやらを染み込ませて。(詳細は割愛w)

先の「チクチクして痛い」ってのは仕込みが足りなかったという事ですね。



麻縄を用意して相手もいて。
さぁ実践！動けないようにグルグル縛ってやるぜ。
はぃ、ストップ。それは大変危険です。
身体って神経が通ってます、血も巡っています。
グィグィ縛り上げたらどうなるか…、考えたら分かりますよね。
神経ダメになります。
血流が滞ってしまいます。

実際、腕がしばらく上がらなくなったとか力が入らなくなって動かせなくなる…とかいう事故も多いです。
力加減だけでなく、縄を這わす場所もとても大切です。

縄に関しては、見よう見真似とか無茶は絶対にしないで下さいませ。
縄会があちこちで開催されてるのは綺麗に縛る為の勉強以外にも危険を回避するための勉強の場でもあるのです。

M女性が身体を委ねているのは貴方を信用しているから。
Sはその信用に答えるべく、そしてお相手をさらに貴方の虜にするべく技術や知識を磨いて、気持ち良い縄を掛けてあげて下さいね。


一M女からのお願いでした（笑）