紛らわしいアレ

女「ねェ、アレ、飲みたい・・」
男「え？アレ？」
女「あの、白いヤツ」
男「あのドロドロの白いの？」
女「うん。すっごく。すぐ飲める？」

男「あ、ああ。待ってて、すぐ用意するから」

ごそごそ・・

男「ちょっと生暖かいかもしれないけど・・いい？」
女「うん。いっぱい頂戴！！」
男「ちょっと濃いかもしれないけど・・」
女「濃いくらいのが欲しいの・・・」

コクッ、コクッ

女「・・おいしい・・。なんだか懐かしい・・」
男「喜んでもらえて嬉しいよ」
女「この匂いも何ともいえないね」
男「好みがあるからね」

女「もう１回、いいかな？」
男「仕方ないな。もう１回で終わりだよ？」
女「ありがとう！これだけじゃ足りなくて・・」
男「ごめん・・。もっといっぱい・・」
女「ううん。今と同じ量でいいから。濃いのおねがい」

男「わかった。」

ごそごそ

男「今度のはどお？」
女「うん。これくらいの味が好きかな」
男「良かった。でももう今日は駄目だよ？」
女「わかってる。また今度、いっぱい頂戴ね」
男「もちろん。いっぱい用意しておくよ」





男「新しいカルピスをね」
女「氷もね。やっぱり冷たい方が美味しいもん」
男「あと牛乳も用意しておくよ。濃くなるしね」
女「よろしくね」



良く聞く話だな。