タンデムスウィーツ。

たとえば恋人同士が人前で堂々と密着する。

彼女の胸の膨らみがぎゅっと彼に押しつけられる。

彼女は彼の腰に深く両腕をまわす。

２人は顔をすれすれまで近づけて話す。





普通なら、こんなところでイチャイチャしやがってと思うところだけど、そんな状況が普通に許されるのが、オートバイの２人乗り。いわゆるタンデムです。


僕の愛車、インド製スクーターの後ろに今までに乗ったことのある女の子は、数えてみると11人いた。
もちろん、たまたま１度だけ乗った人もいれば、恋人として何度も乗った人もいる。

しかしもうずいぶん長いあいだ女の子を乗せていないなぁ。
街でタンデムのカップルを見ると、とても羨ましく思う。


僕のオートバイは125ccのインド製ポンコツスクーターで、停めているといつも少しずつオイルが漏れているけど、漏れているという事はオイルが入っているという事なので、あまり気にしていない。


そんなポンコツだけど、だれか僕の後ろに乗らないかな？
もう少し涼しくなってきたら最高の季節ですよ。

そしてその胸の膨らみの感触をぜひ僕の背中に。