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ヤプーなティータイム

2010年06月07日 23:24

ヤプーなティータイム

6月6日日曜日は友人の買い物に付き合うことになっていたので、秋葉原に行きました。
まあ、この買い物の目的もかなり問題があったのですが。


JR秋葉原駅に隣接する場所に『ヨドバシカメラ AKIBA』という家電量販店があります。
このヨドバシの7階には、有燐堂、というちょっと小洒落た感じの(全然秋葉原っぽくない)本屋さんがあるんですね。

http://static.flickr.com/4014/4677086113_f1526b759e_o.jpg

私は、待ち合わせの時間よりちょっと早めに付いた挙句に、友人から寝坊した旨連絡があったので、この有燐堂で時間を潰すことにしました。

広めのスペースにクラッシックな音楽が流れる店内を観て回ろうとしたところ、マイクを通した声が聞こえてきました。
見渡してみると、店舗のほぼ中央に白い幕が張られており、どうもその中で誰かが公演を行っているようでした。

脇から覗いてみると、50歳くらいの初老の男性と30歳くらいの女性マイクを持って話しているのが見えたので、どうもこの初老の男性にインタビューする形で進行しているようでした。

聴衆は最前列に、その一言一言に熱心にうなずいている30代と思われるスーツ姿の男性を擁する20人くらいプラスα(立ち見の人数なんて数えなかったし)。

その題材は、


家畜人ヤプー


時は、
2010年6月6日日曜日14時頃
外はとても良い日差しが舞い込む初夏と言っても良いような陽気。

場所は、
そうは言っても首都環状線沿線、官庁街も擁する千代田区の一画、秋葉原


なぜヤプー
なぜ今ここでヤプー???

この連中は、このあとヤプーを題材に優雅な午後のティータイムにいそしむ、とでも言うのか!?


ところで、『家畜人ヤプー』をご存知だろうか?
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http://static.flickr.com/4044/4677086171_30e5d7fb00_o.jpg
家畜人ヤプー』(かちくじんヤプー)は、1956年より『奇譚クラブ』に連載され、その後断続的に多誌に発表された沼正三長編SF・SM小説

なお、本作品はマゾヒズムや汚物愛好、人体改造を含むグロテスクな描写を含む。

ウィキペディアより)
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要は、SF世界を舞台にした、奇天烈なSM小説である。


三島由紀夫をはじめ、渋沢龍彦寺山修司らの賞賛もあり、文学界では知名度の高い作品である。
なので学校の図書館とかには、内容のわりに意外と置いてある。
石森章太郎シュガー佐藤と、江川達也によって漫画版出版されたこともある。

ちなみに私は読んだことが無い。
大学の頃にチラッと覗いて、無理だ、と思った。

この石ノ森・佐藤版の漫画が、どこぞの出版社から再版された記念の公演で、話をしているおっさん丸尾末広という、ちょっとそっちテイスト漫画を描く作家らしい。

http://static.flickr.com/4012/4677715926_a7acf8bd08_o.jpg
帯にコメントを寄稿した関係だったようです。
それって関係者じゃないのでは?


ともかく、
昼日中からマイクを使って”サディズム”やら”マゾヒズム”に関して語られるわけですね。
肉便器”とか”子宮畜”とか言ってるわけですよ。


なんだかとても変なものを見た気分でした。
というか、あれは場違いだと思う。

あの手の話は、場末で話すから楽しいのではなかろうか?
夜に隅っこで話しなさい

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