- 名前
- けんじ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 書きたいことを日記代わりに書いてます。ここで幅広く友達が出来ればいいかな。
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渡良瀬橋の続き
2010年05月10日 01:27
渡良瀬橋って歌を聴くと、妙にあの頃の思い出が輝きを帯びる。
昨日書いたじいちゃん。
田舎町の駅近くで小さなスーパーを経営しててね。
息子が出来ず婿養子をとって社長に迎えたんだけど、その息子夫婦もまた女の子しか生まれなかったらしくて。
オレに婿養子に来てもらって三代目になって欲しかったみたい。
これはじいちゃんの娘から聞いた話でじいちゃんは何も言ってなかったんだけどさ。
それからもう一回、孫娘と会った。
会ったって言ってもまたグルグル田舎町を徘徊したくらいでね。
じいちゃん想いのいい子だったな。
オレがじいちゃんのお気に入りだったから。
彼氏もいたんじゃないかな。多分。
年明けてオレは名古屋に戻り、じいちゃんと孫娘のことを気にしつつも日々の仕事に追われた。
夏になって。。
用事でその田舎町近くに行った時、じいちゃんの家を訪ねてみた。
いつも行くとガラガラ声で迎えてくれたじいちゃんの声は、もう聞こえて来なかった。
春先にじいちゃんは亡くなっていた。
仏壇に参らせてもらって最期の様子をじいちゃんの娘から聞かせてもらって。
遺影を見ながらやっぱり涙が出たよ。
そのあと
一年前、孫娘と歩いたルートを一人で歩いて廻った。
おんなじような暑い日だったな。。
それから
10年くらい経ってからかな。
懐かしいあの街に行ってみたら。
駅前のじいちゃんのスーパーはなくなってて、駐車場になってた。
近くにでっかいイオンが出来てたからね。
婿養子の社長。手伝ってた娘。
そして孫娘。
どうなったのかはわからない。
田舎町もずいぶん変わってしまっていた。
よく行ってた喫茶店もなかったし。
でも
「渡良瀬橋」を聴くとはっきり浮かぶんだよね。
じいちゃんの笑顔。娘夫婦。
そして孫娘。
あの町並みや田んぼの一本道。
若かりしオレの泥臭い姿までもね(笑)
じいちゃんにも、たくさん育ててもらったよなあ。。
その分も誰かに与えないとな。
このウラログへのコメント
貯金の出逢いがあるのね~
いいおじいちゃんになれるね
(^^)
そういうことあるよね…ちょっと物悲しくなったり…
その娘さんもお母さんも幸せに暮らしているといいね
> ブルーベリーさん
夢の中のことのようで不思議な感じ。
きっと幸せになっていると思う。
> くみさん
歌って不思議だよね。普段聴くこともないのに覚えてる歌はちゃんと覚えてる。
> SAYさん
いいおじいちゃんに?オレが?
何か想像出来ない(笑)
> カラフル(〃≧∀≦)ゞさん
情に厚いって言えば聞こえはいいかも知れないけど(笑)
感性が動いた時だけだよ。気まぐれだから。
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