足跡

足跡だけの交流
コメントは一度も無い

そして
最初のメールは
最後のメールだった…



毎日
足跡を残す人

彼女の存在が
僕の
ここでの存在だった…



僕は
こんな
バーチャルな世界で

どうにか
生きて居られる存在さ…



警告は
ただの警告

５００人を超えたって
足跡に辿り着けたのは
たった、３人だった…



言葉は
人を傷付ける

だから
コメントしない方が
僕向きかもね…



君の事を思い
君の為に書き
君に拒否され
君に気付かれ
君は近づいた…

全ての君は
全て別々の君

でも
なぜか
みんな

足跡に足跡を付ける…



本当に
みんなの心に
僕の足跡
付いたのかな…







女は
女と言うだけで

心に深い
傷跡を残す事がある



僕は妻が
それまで
どんな男性と
付き合ったかなど
知らない…

特に僕から
聞いた事も無い…

でも
辛かった時の事は
話してくれた…

女友達に騙されて
見ず知らずの男性との
初体験

初めての就職先で
レイプされそうに
なった事…



妻は僕に逢うまでは
週に５回
合コンをする
合コンマスターだった…

沢山の男を見て来た
彼女が
僕を選んだのだから

僕は最高に
いい男
なのだ！！

だから
他の男達に
嫉妬などしない…



どんな
深い
傷跡なんかより

もっと大きな
僕の足跡を

君の心に残したいんだ…