- 名前
- マイルス
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 三重
- 自己紹介
- キスまでの世界を楽しもう!
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海と愛撫
2010年03月25日 10:38
随分前に読んだ本で拾ったことだが、今も記憶の片隅に鮮明に残っていることがある。
でもその時は、実感として伝わらず、ただ、そんなもんのかとしか思わなかった。
「人が海原でゆったりと戯れることは、セックスそのものである」と。
今なぜこの一節を思い出したというのも、繫がる訳がある。
クロールで息継ぎが出来るようになることが若い頃からの夢だったが、今更ちょっと恥ずかしいという気持ちが強くて中々踏み切れなかったが、オバマの「Change」の言葉が私の背中を強く押してくれて、スイミングに通い、はや1年弱になる。
最近やっと初歩的ではあるが念願の息継ぎが出来、泳ぎの楽しさを味わっている。
そこで初めて判ったことは、「泳ぐ」「浮く」ということは身体の力を抜いてやるものだ、ということだった。
溺れるという状況を思うと良く解る。
恐怖心から力なんか抜けるわけがないし、逆に力が入ってしまい浮けるはずがないのです。
陸上生物である人間が水の中で浮いて息をするには物凄い恐怖心を克服する一種の『悟る』ことに似ている。
人がポカンと海原でゆったりと泳ぐことは
何ものにも束縛されず、海を相手に戯れること。
それは、取りも直さず、あらゆる知識や道徳感の抵抗から解放された男女の愛撫そのものだったと。
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