デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

人であるゆえの悲しみ

2010年01月27日 09:22

美濃加茂の総合庁舎の1室で
兄とともに座り
何度か野の花社に来てくれていた
聡明な感じの保健婦さんに
話を聞いてもらっていた
兄のそう状態と、それへの対応に
途方にくれているような私の状態を
数年前のことだった

何をその人は話してくれたのだったろうか
ともかくその人が私の辛さを言い当てる言葉を口にし
私はその言葉を聞いて
涙が出てくるのを押さえようがなかった
口から出てくる言葉も震えて
悲しみがこぼれてゆく感じだった

多分兄がそばにいなかったら
大声で泣いたかもしれないような

刑務所で母の死を聞いたときも
同じようなことがあった
大声で泣きたいのに
涙をにじませ
悲しみがようやくもれていきような感じで言葉をもらし

悲しみを耐えるしかないような
長い日々
思えばそのような日々が長く続いているのかもしれない
いいたいことがいえず
口ごもるしかないようなことも多く
しかも人を責めるわけにも行かず
人であるゆえの限られていて

人の悲しみ
そこから解き離れていく自由が
人にあることは知っているけれど
そのようにいきることは
深い困難があって
ひとは悲しみの中に生きていく

ふと今日はそんなことを
詩にしてみたかった

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

そよ風タンポポ

  • メールを送信する
<2010年01月>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31