続・お坊さんとSEX

　前回より一ヶ月振りになりました。

　前回申し上げましたように、お坊さんはあらゆる性行為が御法度です。

奥さんを持つ＝お坊さんではない

ということです。
しかしまわりのお坊さんをみると、妻帯しているのが普通です。でもかつては普通ではありませんでした。昔から戒律を守らない人はいましたが、隠れて密かにコソコソとやっていたものです。それが今では大っぴらに婚姻までしてる。ドウイウコトダ？
　これは、明治に新しい国家体制となって定められた法律で、僧侶の妻帯は自由であると謳われたからです。しかし教義からすればそんなことに左右されず、僧侶の本分にのっとった生き方をするのが本当です。何も婚姻の義務付けをされた訳ではないのだし。
実際、その後も生涯独身で通した方は多くいました。
　しかし、大東亜戦争で多くの若い命が戦で奪われ、寺を継ぐ若い僧侶がいないという事態に直面しました。そこで寺を持つ僧侶の多くが娶り、後継ぎを確保するという策をとることにする…。それが現在の状況につながることとなったようです。かくして、僧侶の世襲が決定的に固定化しちゃったということですね。

続く…