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蜘蛛の糸(小説)

2009年07月06日 21:52

芥川龍之介によって書かれた短編小説です。

あるところから抜粋してきましたので

よかったら読んで下さい^^

なぜ載せたのかというと

表ログでの「有名なお話」

で思い出し、知らない人に読んで頂ければと思いまして^^;


ある日の朝、極楽を歩いていた釈迦が、ふと蓮池の水面からはるか下の地獄を覗くと、幾多の罪人の中からカンダタ(陀多)という男を見つけた。カンダタは生前に様々な悪事を働いた泥棒であったが、一度だけ小さな蜘蛛を踏み殺そうとしたところを思いとどまり、その命を助けた事があった。それを思い出した釈迦地獄の底のカンダタ極楽へ案内するために、一本の蜘蛛の糸カンダタに下ろす。

カンダタ極楽から伸びる蜘蛛の糸を見て「この糸をつたって登れば地獄から脱出できるばかりか極楽に行けるかもしれない」と考える。そこで蜘蛛の糸につかまって、地獄から何万里も上にある極楽へと上り始めた。ところが糸をつたって上っている途中でふと下を見下ろすと、数限りない地獄の罪人達が自分の下から続いてくるのに気づいた。このままでは糸は重さによって切れて落ちてしまうと考えたカンタダは「この蜘蛛の糸は俺のものだ。お前達は一体誰に聞いて上ってきた。下りろ、下りろ」と喚いた。すると次の瞬間、蜘蛛の糸カンダタのぶら下がっている所から切れてしまい、カンダタは再びに地獄に堕ちてしまった。

その一部始終を見ていた釈迦は、カンダタの自分だけ地獄から抜け出そうとする無慈悲な心と、相応の罰として地獄に逆落としになってしまった姿が浅ましく思われたのか、悲しそうな顔をして蓮池から立ち去った。


以上です^^

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