- 名前
- 八雲
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- バーカウンターで並んで飲んでいるのが好き。 その気になれば、方を抱き寄せ頬に手を置き...
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銀座の女…その後
2009年06月29日 12:25
土曜の夜中。とは言っても日付はもう日曜日。銀座界隈は何処もやっていない…
さて、何処で待とうか。
小腹も減っているし、あんまり好きな街ではないが六本木のカウンター割烹にした。
大将に「連れが来るから!」と言って、入り口とは逆隣の席をKEEPしてもらう。
呑みながらテキトーに摘まんでいる事10分、仕事中の和装とは違ういでたちの彼女が現れた。
下ろした髪は、バストトップに届く程度の巻き髪で、白のブラウスの襟を立て、ジーンズの腰には叩かれると無茶苦茶痛そうなベルトが巻いてある。夜中だってーのにサングラス。(ゲーノー人か?)
小振りの茶色いバーキンを持ったまま、小走りのキョンシーみたいに両手を前に突き出したまま近づいてくる。(やめなさい!恥ずかしーから…)
人の首から肩、腕、そして手に絡みつくように着席し、大将に「こんばんわー!」…(そろそろて手を離して下さい!)
落ち着きを取り戻した彼女の口からは、出てくる!出てくる!「最近の愚痴」が堰を切った様に…
「かわいがっているヘルプの娘が…」
「姉さん格の先輩が…」
「店の専務が…」
「黒服が…」
黙って聞いてても止まる様子がない。
少しテンションの高い彼女の声は、周りのお客さんにも迷惑なので「カシを変えようか?」といって大将に「今日は帰ります」と一礼して店を出た。
「何処行く?」と聞かれたので、「二丁目!」と答えた。
こういうハイテンションな娘に対抗出来るのは、新宿二丁目のおねーさん?達をおいて他にいない。
「わーっ!何か久しぶり!いいね。」と言った彼女を先にタクシーに乗せた。
つづく
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