馴れ合い

そんなの望んでない…

重なる吐息と指。
情けないくらいにあたしは貴方を求めて止まない…

「欲しいの…？
こんなに濡らして…」

欲しい…
貴方が。貴方の全てが…

乱れた衣服とずらされた下着…

貴方はあたしを全身が映る鏡の前に立たせた…

「みてみ…
ゅぃエロいよ…」

や……

貴方があたしの全てを貪り愛撫する…

立っているのも辛いくらい、あたしの身体は反応をして、
足がガクガクしてしまう…

貴方はあたしの腰を掴み、
立ちバックの姿勢で…

アァ……

貴方があたしの中に…

鏡に映るあたしと貴方の淫らな姿…

や…

恥ずかしくて目を背けるあたしに貴方は腰の動きを速める…

快楽に身を委ね…大好きな貴方の手を握る…

ア…ダメ……

「イクよ…」

うん……

貴方の動きが更に速度を増し…
そしてあたしから抜かれた…
貴方のそれはドクドクと脈を打ち、
ドロリとした液体を垂れ流す…


あたしは貴方に抱き付いて…
貴方はそんなあたしを抱き締めた。