福祉葬儀・・・

父親の妹が亡くなりました・・・

土曜日の事です・・・

日曜に通夜・・・月曜に告別式との事で・・・

急遽「神戸」へ・・・

父親は戦争孤児で・・・

お父さんは兵隊さんで戦地で戦死したそうです・・・

海軍で「戦艦武蔵」搭乗砲兵だったそうです・・・

当然遺骨もなく「爪」と「髪」だけがお墓に入ったそうです。

その後母親と一緒に父と妹は親戚の家に身を寄せるのですが、

母親はその後弟を身ごもり、兄弟は兄、妹、種違いの弟と三人になりました・・・

しばらくして乳呑児の弟を残し、母親は蒸発してしまったそうです。

兄だった父は弟妹の父親・母親代わりだったそうです。

そんな事も有り、僕も小さい頃からこの叔母さん、叔父さんには

可愛がってもらった記憶があり、葬儀に参列することにしました。

叔母さんは「糖尿病」を患っており、昨年には足の切断、今年も２月

頃から、危篤状態でした・・・

この叔母さんは６０才半ばでしたが、４０代前半の時に、

ご主人を癌で亡くしており（僕も末期にお見舞いにいきましたが）

ご主人を亡くされて暫くして、内縁の夫ができました。

籍は入れて無かった様ですが、僕の結婚式にも二人で参列してましたし・・・

今でも同棲してたようですからね・・・

ただ、ここで問題です・・・

叔母さんは前の旦那さんとの籍を抜いてませんでした・・・

叔母さんには一人息子が居ます・・・前の旦那さんとの子供です。

僕と同じ歳で、小さい頃はたまに遊んだものです。

当然喪主は、彼になります。

彼と彼の親戚が選んだのは・・・

・・・・「福祉葬儀」・・・・・

身寄りの無い御遺体や、生活が困窮している方向けの

役所のサービスです・・・

花も遺影も坊さんも無く・・・・

ただカセットからお経が流れるだけ・・・・

時間も短く・・・

振る舞いの食事も無く・・・・

ただ、父親側としては、嫁に出した家のすることだから・・・

意見できなかったそうです・・・

告別式は３０分だけ・・・

非常に侘しい葬儀でした・・・

もちろん叔母さんにも非はあったでしょう・・・

しかし・・・最後の旅立ちは・・・

もう少し気持ちよく送り出してあげたかった・・・

せめて坊さんくらいはな・・・・

後味が悪い・・・・

ま・・・墓に入る時に坊さんにお経を唱えてもらうとするか・・・

暗い内容でごめんね・・・・

親父は親は居なかったけど・・・親父になったで・・・

良い親父ではなかったけど・・・

もっと酷い親父はいくらでも居るからね・・・

がんばらねば・・・(￣∇+￣)v