闇の子供たち

見ました。
ハードでした。久々に原作を読みたくなった映画でした。

ーそういうことーが現実としてある、ということは知識レベルでは知ってましたが、実際に映像にされて眼前にさらされるとやっぱり衝撃はありますね。

もちろん、カタコトのタイ語で不自由してる役者さんたちの演技を
けなしたり、いくつかのご都合主義的な箇所をリアリティ不足と批難することもできるけど、それを踏まえてもあまりある現実の恐怖を見せつけられた思いがします。
この種の映画の演出で特に難しいのは、二次犯罪者への影響力に配慮するーつまり、元々そういう素養のある犯罪予備軍がこれを見た時に感化されないようにするーことではないかと思われますが、その点については十分に考えられていたのではないでしょうか。
それこそ昨今のTVを初めとする大マスメディアの報道とかのほうがよほど二次犯罪を生みやすい演出になってる気がします。＜このあたり言いたいことが山ほどありますが、それはまた別の話、で..^^;

ただ一つ、個人的に残念だったのはラストに流れる主題歌です。
好みの問題もありますし、この曲のおかげで作品自体の暗さから最後に少し解放されるという方もいるみたいですが、自分としては納得いかない感覚が残りました。。

ということで、
正常な精神状態の方にはおすすめの映画です。