言わなきゃわからん事と、分かって欲しい事

「阿吽（あうん）の呼吸」 というのがありますよね。夫婦となると、そういうの多いと思います。

辞書を引くと 「二人以上がいっしょにある物事をするときの、相互の微妙な調子、気持。　また、それがぴったり一致すること」 とあります。　
これって、長年一緒に居た結果ですけど、それだけじゃ無いですよね。　相手との、意志だけでない、心の疎通が出来てるって事でもあると思います。
でも、夫婦と言えども他人。　相手は自分ではありません。　

それは、恋人同士や親友、親子にも言える事だと思いますが、言わなきゃわからん事というのは多々あります。なのに、言わなくても分かってくれる、分かってくれなきゃ、分かるはずだ。　そう思う事って、ありませんか？そう思ってしまう事からくるすれ違い。　破局にも繋がりかねない思い込み。破局は避けたいですよね。

思った事は言いましょうよ。「何も分かってくれない」「どうせ、聴いてはくれない」そう言う前に。
後になってしまってからでもいいです。「ありゃ。　こう思ったのに・・・」でも、言わなきゃわかりません。
　
「好き」とか「愛してる」とか「ありがとう」。これも、どんどん言っちゃいましょう。思ったなら、口に出しましょう。　不安な事も、余計な心配も。それは相手を気遣っての想いなんですから。
自分は、言われなかったらどう思うでしょうか。どう感じるでしょうか。変に気をまわされたら、自分ならどう感じるでしょうか。自分が言って欲しいと思う事は、相手にも言いましょう。勿論、相手の性格も考慮して、言い回しは考えないといけませんけど。

言わなくても分かる事もありますが、言わなきゃ分からない事も多いです。

言わなくても分かって欲しい事。そういうのもありますよね。夫婦や恋人同士なら尚更です。分かってくれないと悲しくなっちゃいます。自分の事を本当に真剣に考えてくれているんだろうか・・・。不安にもなります。
でも、相手は自分ではありません。育った環境も、感じてきた事も違うんです。一緒にいる時間より、離れている時間の方が多いんです。そう思って、憤ったり怒ったりするのはよしましょう。
また、分かってはいても、何か考えがあってこちらの思うようにしてくれないのかもしれません。そんな相手の思い、「言わないと分からないの？」と言うあなたこそ、分かってないのかもしれません。

言わない方がいい事ってのも、ありますけどね。