不況の時ほど本物志向・・・

昨日ＴＶで観たけど・・大手海外メ－カ－が高級携帯電話を販売してるね。結構売れてるらしいんだけど～それが安いもので９４万円、通常よく売れているもので１３０万円前後だって・・・・そんなアホな～！こんな携帯にバイクや車以上の金額かけてどうするの？っていう世界である。まあ、ステ－タスとか価値観って云われればそれまでかもしれないけど、あまりに度がすぎるとついていけない。（ネクタイだってＴシャツだって１００円ショップで買う、こんなのしょっちゅうだよ。１本千円以上のネクタイなんぞ勿体なく思えちゃって・・）

　まあ、俺の事はいいけど、不況時ほど本物志向。これね～外食産業の事なんだ。ってこの前ログで書いたマクドナルドじゃないよ。今回はラ－メンチェ－ン。関西で有名な天下一品、関東にも結構できてるけど、あのこってりス－プは賛否両論あってね・・・それほど関東だと人気がある訳じゃないんだ。俺が注文する時は必ずあっさり系なんだけど・・・餃子の王将も閉店する店舗が目立つし、残念なのは九州「じゃんから」。そりゃあ地元熊本じゃあまだまだすごい人気だろうけど原宿の店なんか味が変わっちゃって・・以前の魅力がない。

　そんな中、幸楽苑っていう会社があって、今すごい好調なんだよね。単なるラ－メンチェ－ンなんだけど（俺の取引先でもあるんだが）観た事ないかな～「昔ながらの中華そば」ってやつ。未だに２５０円だか３５０円の低価格メニュ－のとこなんだ。関西に進出してるかどうかは判らないが、安いだけじゃあ客足は遠のく。こだわりがあって成長してんだ。

　まず、食材。餃子に入れるきゃべつに力を入れててね～大量仕入れなんだけど、わざわざそのためだけに本社の部長クラスが全国を歩いてる。だから永年同じ農家から提携契約じゃなくて、毎年のできのよさを自らの舌で味わって仕入れを先を換えてるっていう現状なんだ。

　そして、店舗の味。看板商品である低価格のラ－メン。２００円前後の餃子。チャ－ハン。この３品に社内ライセンス制度を設けた。どの支店も責任者は株式会社　幸楽苑　の正社員が派遣されるが、支店派遣前に本店での研修で、この３品のライセンスがとれない限りが店舗にたてなくしたのである。まあ、どこの会社でも同じだろうが、調味料の追加時間、炒め時間、中華麺のゆで時間等全部の支店で同じ味が出せる様にとの配慮。－－－今、社長自身の仕事の半分はアポなしで支店をまわり、味を検査する事らしいのだが・・・ライセンス制度まで導入して徹底的に改善したのはこの会社が初めてらしく、ニュ－スバ－ドにも紹介されてた。

　確かに値段考えると旨いよ。昔ながらの中華そば、その味するもん。餃子だって内部のキャベツ、とにかく歯ごたえしっかりしてて、王将と逆で小さいけど旨い、それは皆さんも認めるところじゃないの？

　徹底した味へのこだわり、それでいて絶対値上げしない看板商品、不況時ほどこういった積み重ね、本物だけが生き残るのかも知れないね。まだまだ新しい支店用地、年中探してほしいって不動産会社の俺にしょっちゅう連絡があるんだけどね！！

　誰か食べた事ないかな～！