気がつくと。。。女性達は帰ってしまい、

職場には、誰も残っていなかった。

ただ何故か、残業をいつも申告しない女性がひとり。



職場の女性は『神聖』なもの。との信念を持ち出し、

あえて会話を交わさず、声だけかけて慌てて表に飛び出した。



駅の改札にはいろうとしている僕のところに、息せき切ってその女性が走ってきたのは、１０分もしてからだろうか。

『まずい事になった。。』とそれとなく感じてしまった。



不思議な事に、彼女が『その気』だと直ぐに感じてしまったのだ。

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携帯が鳴った。

「悪友」からの誘い。


偶然の神に感謝すべきはどうかは知らないが、流れが変わった。



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一時は覚悟を決め、信念を破り、その女性と明日の朝までどっぷり感性を確かめ合うしかないと思った。

胸にすっと視線を移した。ややグラマーだった。

ややきつめの色の口紅が、顔や服装にあってないとも感じた。

香水のにおいがした。好きではない臭いだった。




チョッと残念だったけど、その悪友の誘いに乗ってしまった。　

ゴメン。