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2008年09月21日 20:42

風が強い夜、僕は歩いていた。
当ても無くただぶらぶらと・・・
強い風に吹き飛ばされたものが、体に当たり
無数の傷が体に刻まれていく。
それでも、不思議と痛くは無かった。
本当は痛かったのかもしれない、でもそんな
事はどうでも良かった。
心に深く刻まれた傷の疼きが、全てを忘れさせた。
そう、死の恐怖さえも取り去った。
やがて、風はおさまり、僕は風の無い世界に
傷だらけで立っていた。
何故か涙が出ていた。
次から次へと流れる雫は留まる事を知らず、僕の
頬を伝い、地面へと吸い込まれていった。
ほんの一瞬だけ、地面に黒い染みを作り、消えていく
まるで、僕そのものようだった。
僕はただただ立ち尽くすしかなかった。
傷から流れ出た血が、涙の量よりも多いことさえ
気づかぬ、愚かな・・・。

このウラログへのコメント

  • Espoir 2008年09月21日 20:50

    大丈夫ですか?辛かったでしょうね。でも駄目ですよ。生きていれば辛い事も楽しい事もあります。頑張って。

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