- 名前
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- 年齢
- 55歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 普通の基準は満たしてるかな? 優しいって言われるんやけど、SもMもあると思ってます!...
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長時間手術の内訳
2008年09月08日 11:20
画像は3DCTです。
立体的に見えるのですが、真ん中に空間がありますね。
そこが腫瘍です。
手術は…
髪の生え際に沿って、左右のこめかみを切り、おでこの部分の骨をだします。
で、おでこに手を当てた部分の骨を外して、
おでこの中心部からアプローチして、腫瘍を除去。
これだけです。
でも、脳ミソですから、沢山、大切な血管はありますから、顕微鏡を使って、血管と腫瘍を剥離して…
顕微鏡を使うと、産毛が、マッチ棒に見える位。
耳かきの先端くらいの大きさが画面一杯に拡大されるんです。
その画面を、医師は顕微鏡で覗いて、手術するのです。
気の遠くなるような手術です。
長時間に及ぶ手術ですから、麻酔で眠っている患者さんも大変です。
1人で寝返りも出来ませんから、外回りの看護師が除圧します。
顕微鏡を使っている間は、身体を大きく動かしたり出来ませんので、骨の突出している部分に、スポンジを当てたりします。
これが、自分のしている手術のおおまかな流れです。
患者さんは麻酔から覚め、
『沢山、寝てたよ…、もう終わったの? ありがとね~』
そう言って、病棟に帰りますが、後からは思い出しません。
大概、眼が覚めたら、病棟の部屋のベットで気づいたと言います。
麻酔から覚めたばかりの記憶はあまり残らないようです。
長時間の手術でしたが、無事に終える事が出来、患者さんもちゃんと覚醒し、麻痺もなかったので、良かったです。
皆様からの応援も励みになりました。
心から
ありがとう。
このウラログへのコメント
はじめまして!
人の命を助ける仕事をされてる方って、すごく尊敬します。これからも頑張って下さい!
> りんこさん
ありがとうございます!!
そんなん言って貰うと、一日中上機嫌になってしまいますww
頑張ります!!
> ゆうな(´・ω・`)ゞさん
普通、長時間の手術では、交代要員がいるんやけど…いない事もあって、そんな時は、頑張ってます。
ありがとうって言われたらメッチャ嬉しいですよ!!
えらい大きな腫瘍ですね@@!
おでこから近づくには遠いような気もするけど、治って良かったですね♪
> 向日葵さん
そうですね、患者さんが元気に退院されるのが、一番嬉しいです。
でも、治る見込みが始めからなく、亡くなる方もいます。そんな時、家族の方に感謝され、きっと本人も満足したと言われるのも嬉しい…
> 向日葵さん
半面、もっと何かしら出来なかったか?と考えてます。
医療は万能ではありません。
目の前の苦しみを、何かしらの方法で、取り除く事が出来ないか、これからも考えて行きたいと思ってます。
> 姫ちゃんさん
この方は、後遺症もなく、順調です。
少なからず、貢献できて、嬉しいです。
きっと元気に退院出来ます!!
> 白雪さん
知識はそれなりにありますが、医師の様な技術はありません。
でも、医師以上に患者さんの事を考えていると言い切れる位になりたいですね。
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