And I Love Her

かつて付き合っていた女の子に久しぶりに会った。


出会った当時、僕は32歳で彼女は19歳。

彼女は僕が出演していたライヴハウスのイベントに別のバンドを観に来ていた。

打ち上げの席で話したのがきっかけで、しばらくたってから付き合うようになり、2年くらい付き合ったのかな。


別れてからもうずいぶん時間がたち、僕は37歳、彼女は24歳となった今。

半年に一度とかしか会わない程度だけど、会えばおたがい何でも話しやすく、居心地の良い関係が続いている。

その彼女も、僕と別れてから何人かの男と付き合い、そのうちひとりとは結婚話まで出ていたのに、結局は別れて今はフリーらしい。


僕が冗談で「まぁオレとの付き合いが心地良すぎて、他の男じゃなかなか満足できなくなったんじゃないの？笑」とか話してみると、彼女は意外にも「いや、たしかにそれはあるなぁ・・・」と。

いや・・・冗談のつもりだったんだけど・・・と思いながら。


彼女いわく、なかなか人を信用できない難しい性格の自分に対して、今まででいちばんおおらかに接してくれたからだと。

だから今まで付き合った人のなかでもいちばん好きだった・・・と。


いや、もう別れてずいぶん経つんだけど・・・これって焼け木杭に火がつくパターンか！？とか思ったり。

うん、彼女は僕と付き合っていた頃に比べて、確実に大人っぽくキレイになっている。それもアリか？


しかし結局、食事のあと久しぶりに手をつないで話しながら少し歩いただけで、健全に帰宅しましたとさ。



というわけで、かつての彼女から、「今まで付き合った人のなかでも、いちばんだった」と言われたという自慢話でした。



ちなみにウラログ的なネタで言うとその彼女はフェラが苦手で、今も僕以外の付き合った男性と、セックスはしてもフェラをしたことはないらしい。

そういえば付き合っていた当時、僕もその彼女にフェラしてもらうのに苦労したのを思い出す。

アソコに名前をつけて親しみを持ってもらおうとか、何かと工夫しながら、やっと毎回してもらえるようになったんだ。



僕は彼女に、かつて僕のことを好きになった気持ち以上に好きなれて、フェラもしてあげられる人が現れるのを願ってるよ。

そのときは少し寂しい気分になるかもだけど、彼女は僕のなかでぜひ幸せになってほしい女性リストの上位なんだ。

そして僕はまた過去の男になっていくんだ。