- 名前
- 沙奈
- 性別
- ♀
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 岩手
- 自己紹介
- ここ（デジ）で恋人が見つかったので、これからは女性との交流に重きを置きます。 女性か...
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妄想劇場 沙奈 ２５（vingt-cinq ans）
2008年05月07日 21:21
初めての試み。
エロを期待しての方には
残念ながらご期待には添えません。
とりあえずここに登場する沙奈は
２５そこそこの華奢な女性の設定なので
実際の私とは異なります。
（キッパリ！）
｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ
いつもの年だとまだまだ桜を楽しめる時期なのに
今年の桜は早かった。
まだ桜祭りの期間だというのに
この桜の名所も既に花びらは散っていた。
真夜中のドライブで来た地元でも有名なデートスポットも
さすがに夜半過ぎだと駐車場に停めている車の数もごく僅か。
駐車場から少し移動した道路脇に車を停めて少し歩く。
わずかに小雨が降っているが
傘をさすほどでもない。
見上げるとやはり殆どの木が葉桜になっていた。
お互いの腰に手を回して二人並んで歩く。
ふと立ち止まって顔を見合わせた時
どちらからともなくキスをする。
そしてまた歩き出す。
「寒い」君が呟く。
桜の時期は終わってしまったけれど
寒さが少し戻ってきたみたいだ。
車に戻って彼女の家を目指す。
短い真夜中のデートももうすぐ終わる。
車の中で絡めあう指と指。
強弱をつけて握り合ったり
指先を撫でて愛撫し合う。
一つになりたくてもなれない二人の情熱がほとばしる。
指と指で抱き合っているうちに彼女の家の前に到着した。
「今日はありがとう」彼女がわずかに微笑む。
思わず僕は彼女の華奢な肩を抱き寄せる。
そしてキス…
唇と唇を合わせた瞬間から
先ほどのキスとは全く様相の異なった情熱的なキスが始まる。
お互いの舌と舌を絡め合い
吸い合い
舌先は口腔の中を駆け巡る。
ひとしきりお互いを貪った後
「おやすみなさい」と彼女が言う。
その顔はどこか儚げで
とても寂しげだ。
次に逢う日の確約が出来ないからか。
「そんな寂しい顔しないで…」
僕も切なくなる。
彼女が車から降りようとドアを開けた瞬間
車内灯が点くが
かまわずに抱き寄せて
またキスをする。
車から降りて見送る彼女の姿がバックミラーから消えるまで
僕はアクセルを踏み続けた。
短い真夜中のデートが終わった。
今度はいつ逢えるだろうか。
切なさが募る。
｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ
このウラログへのコメント
過去の実体験に現在の願望を織り込んだかな^^
男の立場から自身を対象に描くのは斬新だね♪
^^
素敵ですね
25才だなんてもう忘れちゃった(^^ゞ
帰りしなの軽いキスで充分幸せだったかなぁ？？？
PICASSOさん、実体験もまぜつつ、妄想しておりますのよ～！(^○^)
斬新？
ﾃﾞｲｼﾞｰさんに褒められると嬉しいな♪
キンタロウさん、ドリカムの世界みたいですか？
デートの後って、別れがたいよね～！
繚乱さんのログの方が、「ス・テ・キ」よ～！
毎回感心しております。
トキオさん、当初設定を３０歳にしようと思っていたのですが、もうちょっと若くしてみました。
ゲンさん、洞察が甘いわね！
いい歳こいた男女の話がベースだったりするかもよ。(^○^)
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