不思議な扉

そこはすごく暖かく
光り輝く場所は目を開けて見回しても
白くまばゆい場所

自分が歩いているのか
寝そべっているのかすらわからない
目を開いてるのに閉じてるような

手探りに動いていくと
気持ちが安らぐような香りがした

香りを頼りにして
動いてみると
手に感触が…

とても柔らかくそして暖かい
目の前にあるはずなのに
見えない それ は触っていると形が変わる
弾力が程よく動いていた

まさぐっていると
手触りが気持ちよく…
なぜか自分の モノ も固く…

指先に湿った感覚を覚えると
音が聞こえ、くなくねと動く
アワビのような感覚は
どんどん湿り、そして締まりだす
微かに声のような音を聞く…


目を開けているのか
閉じているのかわからないからか
想像力が溢れ、思考が乱れ飛ぶ

ほんの少し…ほんの少しだけ見たい…
そう願うと、真っ白な世界から
ほんのり色が飛ぶ
どんどん白以外の色が目に入り込む

目を開いた感覚を味わうと
自分が寝そべっていることがわかる

青い空はとても高く
花びらが風に舞い上がり
遊んでいる子供の声にハッと気付く

公園でひざ枕をしてくれている彼女は
優しいキスをくれた


おはよう(^-^)


私は数分の旅行をしていたようだった
とても気持ち良い世界
あれは誰だったのか…

途中に少しだけ耳に残る声が離れなく
いつまでもいつまでも…


そら…
迎えにきてくれてありがとう…


あれは…
夢だったのか…呼ばれたのか…
とても大切なことのような気がしてならない

暖かい小春日和な日の出来事。
あなたには扉が見えますか？