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愛され続ける理由
2008年03月22日 09:08
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柴咲コウが愛され続ける理由
3月21日12時42分配信オリコン
柴咲コウ
■ミュージシャン活動の“結晶”、初のベスト盤が1位を獲得
柴咲コウ 初のベスト盤『Single Best』が22.7万枚を売上げ、3/24付のアルバムランキングで1位を獲得。発売1週目の売上げとしては自己最高、またアルバムとしては初めての1位に輝いた。シングルではRUI名義でリリースした「月のしずく」が03年2/24付で1位を獲得しているが、“本人名義”としてはシングル、アルバムを通して初の1位ということになる。また、『Single Best』と同時発売の、これまでのシングルのカップリング曲やアルバム収録曲から本人が選曲したセレクションアルバム『The Back Best』も同日付のランキングで4.1万枚を売上げ3位に初登場、人気の高さを見せつけた。
初のベスト盤『Single Best』のジャケット
柴咲は03年映画『黄泉がえり』(東宝系)の劇中に登場するカリスマ・ボーカリストRUIとして、オリジナルテーマソング「月のしずく」でCDデビュー。このシングルはシングルランキング1位に輝き、約83万枚という大ヒットになった。以降柴咲コウとしてコンスタントにリリースを重ね、その“結晶”が今回のベスト盤2作品だ。
今最も忙しい女優の一人として、映画、TV、CMに引っ張りだこの彼女だが、ミュージシャンとしてしても決して手を抜かない、決して片手間でやっていないところも支持されている理由のひとつなのかもしれない。そして、自分で詞を書いているという部分も大きいと思う。様々なシーン、心模様を切り取って、等身大の自分の言葉で表現。リスナーは、憂いと輝きを湛えた大きな瞳が印象的なルックス、その凛とした佇まい…柴咲コウという存在の“情報”と、彼女が発信する言葉(詞)とがしっかりリンクして、さらにそこに耳に心地いいメロディとが重なり、“ウソ偽りのない柴咲コウ”がくっきりと現れる。全てがきちんとつながっている=ウソがない、そこにリスナーは惹かれているのではないだろうか。
■“大きな安心感と新鮮なサプライズ”で毎回期待に応えることができる凄さ
もちろん歌をリスナーの心と耳にしっかりと送り届けることができる声のよさも忘れてはいけない。切なさも、力強さも、甘すぎないかわいらしさも、そしてカッコよさも持ち合わせた表情豊かな声は、素晴しいのひと言に尽きる。やはり声も“柴咲コウ”なのだ。
今井美樹 というアーティストがいる。彼女は80年代後半とくに女性から圧倒的な支持を受け、アルバムはコンスタントに50万枚を越え、しっかりとしたポジションを築いた。彼女はファッション誌のモデルとしてデビューし、その後ドラマに出演しCDデビューした。ナチュラルでしなやか、カッコよさと女性らしさ両方を感じさせてくれるイメージが受けた。CDジャケットのイメージも、そして詞も声も歌もこのイメージだった。“今井美樹のイメージ”の曲を発信し続け、毎回リスナーは大きな“安心感”と少しの“驚き”を感じ、ますます彼女にのめり込んでいった。
柴咲コウの作品を聞いてそんなことを感じた。その“ブランドイメージ”にしっかりと合致した曲を提供し続け、しかも毎回必ず新鮮な“驚き”を織り込むことができている。
そこに柴咲コウが愛され続けている理由があるのではないだろうか。
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最終更新:3月21日12時42分
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