イってしまった風俗嬢

その手は、そっと貴女の髪を撫で
赤いルージュで塗られたくちびるをかすめ
首筋へと降りて行く

なだらかな、そして滑らかな丘をゆっくり登り
その先端を、指先がもてあそぶ

あっ...

声とも、喘ぎとも分からない貴女のうめき

一瞬、体がくねる

どのくらいの時間が過ぎたのだろうか？

その手は、ふいに下の茂みへゆっくり動き始める

途中、小さなくぼみをもてあそび

茂みに向かって、ゆっくりと進んでいく

んっ？

わずかに、湿ったその茂みは、指先を受け入れるかのごとく大きく
広がり、今か今かと待ち望む

すぐには、触れない

あたりの茂みに指をからめ

やわらかく、濡れたみずうみへと下りて行く

湖畔には、湖からあふれ出た「女神の水」でいっぱいだ

その先には、地獄への道か、天国への道か？
小さく、小刻みに震える洞窟があった...

指先は、ゆっくり、恐る恐るその洞窟の入口にたどり着いた。

入ろうか、それとも...

しかし、吸い込まれるように指先はその洞窟にぬめりこんだ。

中は、温かく、柔らかく、指先にからみつく洞窟の壁面

ゆっくり動かすと、急に入口が狭くなった...

急激に体がくねり、奥へ奥へと吸い込まれて行く

時に、激しく、そして時に、ゆっくりと...

指先は、その奥へと入り込んでゆく

あっ～

そして、風俗嬢は「イった」...