- 名前
- ヒゲ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 65歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 豊田市在住 今が、ヒゲありません ×1です。 癒されたいです。 永年 自動車開発業務...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
恋してるとき
2008年02月03日 11:04
****************************
「恋してるとき」をリアルに 女優・永作博美
2月2日17時2分配信産経新聞
■「人のセックスを笑うな」で映画初主演
「ユリに興味があった。どこにでもいるようで、何の付加価値もなく生きているが、いいわけもせず潔い。『はい、生きてますけど』って感じ。そんな不思議な安定感に引かれた」
初の主役となった井口奈己監督の映画「人のセックスを笑うな」で演じたのは、気まぐれで自由奔放な39歳の美術講師、ユリ。なんと20歳も年下の学生、みるめ(松山ケンイチ)を夢中にさせる、かわいい小悪魔になってみせた。
「実際にいたら興味を持つが、近づきたくない(笑い)。でも彼女の生き方はすごいし、私にはできない。だから、多少なりともユリの生き方を認めてもらえれば、と心掛けました」
◇
≪美術学校に通う19歳の学生、みるめは、39歳の講師、ユリの絵のモデルとなり、そのまま関係を持ってしまう。キュートなユリに夢中になるみるめだが、彼女に夫がいることを知り愕然(がくぜん)。関係を断とうとするが、逆にユリへの思いは募るばかり。そんなみるめへの思いのやり場をなくす学生仲間のえんちゃん(蒼井優)や、えんちゃんを思う堂本(忍成修吾)との関係も微妙になり…≫
原作は山崎ナオコーラの文藝賞受賞作。「出会って、恋に落ちて、ふられて、それでも世界が回っている話」という井口と本調有香が、リアルでおかしみのある脚本に仕立てた。
そんな物語のカギが、ユリの人物像。「彼女の言動を追うと悪魔的な要素がうかがえる。でも、そこが嫌にならないようにしようと。特に、女とか目的が見えると嫌らしさにつながるから、気をつけた。頭で考えないことですね」−そんな自然体の演技が、不思議な透明感あふれるユリの魅力につながった。
みるめとの恋愛シーンもぞくぞくするようなリアル感でいっぱい。「年下の男の子との恋愛といっても、どんなやり方がいいとか、好きになったことに理由はないでしょう。とにかく、部屋にあるもので、松山さんと遊ぼう。2人で『キャッ、キャッ』しながら、時間を共有しようという気でいた」
そんな2人の場面がいかに素敵(すてき)だったか。「カット」をなかなかかけられなかった井口が「予定より30分以上長い映画になった」と、笑いながら振り返ったことからも明らかだろう。
◇
「何を演じたいというより、女優をずっとやっていたい」。テレビ、舞台、映画と幅広い活躍をみせるが、向上心はなお盛んだ。「女優って不思議な仕事。年齢も、職業も、男女も何のくくりもなく、やろうと思えば死ぬまでできる。すごく好き」
だが昔は、普通のお嫁さんになりたい、と思う女の子だった。「それが、初めて舞台に挑んだとき、役に無責任なくらい翻弄(ほんろう)されるのが心地よかった。視野が広がり、もう少し世界をのぞいてみたい。そんな気持ちが女優の道を開いたんです」
普通の夢を持っていた女の子が女優に開眼し、いまや主役に上り詰めた。今後どこまで化けるか。頼もしい女優である。文・福本剛
◇
■記者からひと言
「今ちょっと笑ったでしょう。変なかっこしてるって。うふふ…」
ポスター横で写真を撮ったときのひとこまだ。カメラマンが、ポスターと高さを合わせるため「少ししゃがんでください」といい、井口奈己監督と2人で中腰になって写真を撮られていたのだ。
カメラマンの笑い声をめざとく指摘した永作は、いたずらっこのように大喜び。そんな「気さくでさっぱりしたところが、彼女の魅力」(井口)なのだろう。
取材中も、おかしくてたまらないという弾けた笑顔の一方、「溝口健二監督の映画が好きなんです」と真面目で大人っぽい表情も見せた彼女。その“自然体”の魅力を前に、みるめ君が夢中になるのも分かる気がした。
◇
【プロフィル】永作博美
ながさく・ひろみ 昭和45年、茨城県出身。平成6年の「陽のあたる場所」から「青い鳥」「功名が辻」などテレビドラマや、「水物語」「ドラクル God Fearing Dracul」など舞台で活躍。映画デビューは15年の黒沢清監督作品「ドッペルゲンガー」。近年は「気球クラブ、その後」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「クローズド・ノート」などで好演し、今最も旬な女優のひとり。2日から大阪・テアトル梅田などで公開の映画「人のセックスを笑うな」では、年下の男と不思議な恋を育む女性、ユリを演じた。
最終更新:2月2日17時2分
****************************
年とらないナぁ
このウラログへのコメント
コメントを書く