オンナとして

友達の男の子に誘われてゴハンを食べに行った。
いつもは彼の男友達と3人でゴハンを食べるんだけど、
その日は出張らしく、２人だけで。

焼酎がたくさんある居酒屋風な料理屋さんのカウンターの端に並んで。
たわいもない話をした。

恋バナを彼から切り出した時はちょっとビックリ。
今まではそんなこと話さなかったから。
顔良し・スタイル良し・頭良し・仕事良しの彼が
そんな風に悩んだりしてるのが以外だった。
でもちょっとカワイイなっても思った。

食べ物の好き嫌いがあって、
一緒にいる彼女に気を遣わせてしまうのが嫌だったとか、
トラウマだとか。

そんなのどうでもいいじゃん。

私だったら、一緒にいる時にわざわざ相手の嫌いなものを頼まない。
食べたきゃ他の時に食べればいいし。
出てきた食事に嫌いなものが入っていても
騒ぐことない。彼女が食べればいいし、
または残せばいい。
彼もいちいち気にするなっ、て笑い飛ばしてしまったけど。
わかるよ。分かる。
人にはどうでも良いことでも、本人にとっては重大なことがあるってこと。
でもさ、頭でガチガチに考えることじゃない。
好きなら、相手を想うなら、自然にうまく対処できるんだと思う。

フツーの　こと。

そんな話をしながら、
彼はお酒のペースが速まって。

気づいたら6時間近くお店にいた。

電車も　ない。
勢いで　行ってみたホテルも　どこも空いてない。

タクシーで。
彼の家に行った。

デザイナーズマンション。
とっても素敵なおうち。

すぐにベッドに入って
キスをした。

疲れのせいか　酔いのせいか
あっという間だったけど
彼の言葉が　しぐさが
いとおしかった。

いろんな意味で。
男の人って大変なんだと思う。

そう読み取ってしまった時

私に　何か　できたらいいなって
たとえ　ベッドの中だけでも
癒してあげることができるのなら･･

そんな存在であってもいいかなって
思ってしまった。