表の続き　ヌードデッサンの思い出2

そんなこんなで大学入るのに2浪し、さすがにヌードデッサンって聞いても、もう興奮しない状態でした。

裸の女性ですが、絵の対象であって性的な対象ではないのです。
悪く言えば、テーブルの上のりんごと同じだと思ってた。（←もったいない！）

大学1年の夏、久々のヌードデッサン。
いつものように友達とくっちゃべりながらモデル来るの待ってました。

がばーっとガウンを脱いだ今回のモデルさんはなんともグラマーさん。
ですが、特に興奮もせず「出るトコでて、引っ込むとこ引っ込んでる
美人さんだな～」なんてぼんやり思いながら描いていました。

そして休憩中、クラスの男ども集まって雑談「今回のモデルさん美人じゃね～」「たぶん街中で見かけたら、いい女」

そしてふと、気が付く。

「あんないい女が目の前で裸なのになんで俺たちは勃起しない？興奮しない？なんか俺たち間違ってねーか？」

そーの通りなんです。歴史的世界の巨匠は性欲が強い。
すぐモデルさんとやっちゃったりする。

「よし！次の時間は絵を描かず視姦するぞ！」（←若かったですねー）

「ギンギンに勃起したのモデルに見せ付けてやる」（←さすがに失礼です）


男子一同筆をおき、視姦がはじまった。。。。。



次の休憩、男たち集合。
「どーよ？勃った？」

「ぜんぜんだめ。性欲おきない。。。」

「男である自分に失望した。。。」



今思えば、大切なステップでした。
基本的な技術を身につけた上で、自分が見たもの、感じたことを絵の中に表現してく。

その後、俺は抽象画を選択したのでもう裸婦を描くこともなくなりました。
エロイモデルの時はちんこガンガンおったてて、絵を描く野望は潰えました。

今ならできるかも！でも絵は描かなくなったから、へたくそなんだろーな。