お隣の声

なに？どうしたの？

キスの最中に急に動きを止めた私に
彼が不思議そうな顔で訊ねました。

久しぶりに会えたホテルの一室
とうに２人とも何もつけない姿で
絡み合っている最中なのに

ふふふ・・・
あのね・・・聞こえない？声・・・

彼の胸におでこを付けて
クスクス笑う私
彼はキョロキョロと辺りを見回しました


ああぁ～～～～～んああぁ～ん・・・
ううああぁぁううぅ・・あ～～～
アダルトビデオ並の喘ぎ声

あっ？隣？
うん、お隣だよね～
彼も動きを止めてじっと聞き入る
すごいね～
激しい～

普段はこんなに声が聞こえてくる事など無いのに
どうやらこの日は
換気のためか全室外側の窓が開けられているらしく
そこから聞こえてくるみたいでした。

ちょっと聞いてようか？
彼がおかしな事を言い出しました

えっ？

おいで・・・
彼に抱き寄せられ、私たちはじっと耳を澄まして
お隣の声に聞き入ることに・・・

女の人の声だけだよね？

いくつぐらいの人かな？

気持ち良さそう・・・どんなことしてると思う？
やっぱり、いれて貰っていっぱい攻められてる最中じゃない？
男の人が上かな？
どうかな～？

声の主が
どんな格好で、どんなことをされて
あんな恥ずかしい声を上げているのかと想像していると
私自身もかぁっと熱くなって
体がウズウズしてきてしまいます
彼も興奮してきているみたいで
お互いの身体を撫でたり、唇を這わしたりし始めていました


ううおぉぉぉぅぅおおぉぉぉ・・・・
急に声のトーンが変わりました
男の声です。
あれ？交代したのかな？
今度は、男性の声だけ聞こえてきます

なんで順番なんだろう？
女の人がしてあげてるんじゃない？
そう言って、彼の大事な所にそっと手を伸ばしました

あっ・・・
こんなに・・・硬くなってる・・・
私はチラリと彼の顔を見ました
彼はにやっと笑って
いいよって・・・言ったような気がしました

私は堪らずに、彼の足にまたがり
硬くなった彼のものを
お口でしゃぶりはじめました

ああぁぁぁ・・いい！
いいよぉ・・気持ちいいよ・・・み・・こ・・
先っぽから滲んだお汁を
ペロペロと舐めたり
すぼめたお口で彼のものを
お口一杯に含んだり・・・
お口の中でムクムクとカタチを変える彼に
私は夢中で
むしゃぶりついていました。


ああぁ～～～～～んああぁ～ん・・・

お隣の声がまたチェンジしました。
私はもう、お隣の声なんか聞こえてなかったのですが
彼が気付いて
私に教えました。

ほんとだ～・・・
はぁはぁと息を切らしながら私は顔をあげました。

みこも上においで・・

いいの？・・・・
いいよ、しっかり持って入れてご覧・・

今度は、下のお口で
彼のものをずぶずぶっと・・・

はぁあぁぁっぁぁっぁ！！ああぁぁ～～ん・・・
いいよいいよ・・みこもっと動いて・・・
みこの・・・
みこの声もきこえちゃうなぁ・・

いやっ！はずかしいよぁ・・
ああぁ・・ああぁんあんあ、あん、はぁぁあぁぁん・・


私は狂ったように激しく腰を動かして
自分と彼をこすり合わせました

はぁあぁぁっぁぁっぁ！！ああぁぁ～～ん・・・

ああぁ～～～～～んああぁ～ん・・・


はぁあぁぁっぁぁっぁ！！ああぁぁ～～ん・・・

ああぁ～～～～～んああぁ～ん・・・



はぁあぁぁっぁぁっぁ！！ああぁぁ～～ん・・・
部屋には、
お隣の声をかき消すくらいの
私の声が響きわたり
彼の胸にぐったりと倒れこんだ時には
もう、
お隣の声は聞こえなくなっていました




おしまい