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ワインのアルコール分
2005年11月25日 12:10
いいワインの見分け方で、最も簡単で頼りになるのがアルコール度数。ワインはぶどうの糖分を発酵させて、それがアルコール分にそのままなると考えていい。だから甘いぶどうから造るとアルコール度数の高いワインになる。甘いということはよく熟してるということで、実はその分他のエキス分も濃い。よく熟する条件としては、生育期には暑く、収穫期には日照条件が長いことなどが重要となります。理論的に完全発酵させると15%ぐらいが限度みたい。各ワインの生産国では、ブレンドが許されてる最低のテーブルワインのクラスは別にして、ちゃんと原産地が明示されるワインには必ずアルコール度数を表示しないといけない法律がある。それは日本にはなくて、日本の場合はおよそであればいい。だから14%未満とか中途半端な表示のラベルが貼られている。しばしばその肝心のアルコール度数の表示を隠してまで日本語のラベルが貼られてたりもする。
夏が寒かったり雨が多かったりして糖度が足らないと、補糖といって、蔗糖を入れてそれを発酵させてアルコール度数を高める醸造の仕方がある。ちょうど日本酒の仕方に似てる。日本酒の場合は、どちらかというと味のバランスのためのせいでもある。元々はコメ不足を補う意味からだったが。その補糖、ほとんどの日本のワインはやってる。ていうかやらざるを得ない。もちろん大幅なコストダウンにもなる。ところが補糖をするとワインの場合、味は水っぽくなってしまう。そのくせ風味や癖が強い。だから日本では補糖の代わりに輸入ワインをブレンドするようになった。逆にいえばあまりに国内のワイン用のぶどうがお粗末ということ。
で補糖はドイツワインのQbAというクラスには使用が認められてる。でも微々たるもので、近年は作柄がいいのであまりしないし、価格政策の上で、わざわざ補糖をしてはいけない上のクラスを格下げまでしてる。その点で問題なのがフランス。フランスでの補糖の実際のところはよくわからない。その他の国では一切補糖は認められていない。
さて度数別にだいたいのところを 赤ワインに限って
10.5 ~ 11.5
安物ワインはほとんどこのクラス 頭が痛くなるものが
多い グラスワインでこんなのを出してくる店は論外
12 ~ 12.5
実はボルドーやボージョレはこの程度。安い方の分ね。
なかにはこの程度で非常に優れたものがあるけれども。
この度数でフルボディなんかと言おうもんならど素人も
いいとこ! グランヴァンでもあるのだが、それはまた
別の要因と考えるべしで、一般に流通するせいぜい2000円
までのワインでね。
13 13.5 14 ~
この辺りだと極端に外れガ少なくなる。ニューワールドと呼ばれる南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンに米国 の最低限のクラス以外はこの位までは
普通に度数が上がってる。注意しなければいけないのはカリフォルニアの大手業者がワインに向かない品種を使って、非常に安く出してるもの。それ以外はまず間違いない。
だから、赤ワインの場合、ほとんど正面に記載されてるワインの度数で判断してもらっていい。日本語の表示ではない分ね。
それで新しいのであれば間違いない。古いワインを押し付けようとするのは、たんに在庫に困ってるだけ。特にハーフボトルは避けるべき。このぐらいの強いワインでもハーフだと劣化が早い。
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