雑草

朝ドアを開けて
空を見ると曇ってる
エンジンを掛けたら
ウィンドウガラスに
小さな粒が落ちてきた
ワイパーを掛ける
少ししたらまたいっぱいの
雨粒が視界を覆いつくす
連続でするほどは降ってこないから
見えなくなったらワイパーをして
くり返していると止んできた

　今日は暑くもなく寒くもなく
ちょうどいい秋の季候だろうか
明日の仕事の準備も終わり
する事がなくなったから
草取りをしながら思うのは
雑草といえども
抜かれたくはないのだろうか
根を確りとおろし
抜かれるものかと力を入れる
ごめんねと言いつつも
抜いていくと声を掛ける方が
力が弱くなる

　荒地の盗人萩とよばれるものも
つわものですね
終って手を洗うときに気がついたのですが
袖口から足の方まで
小さな豆のような実が
たくさんの足跡を付けていた
ここで刈られても
他のところで芽を出して
生き抜こうとするたくましさ
見習うべきかな
生きると言うことを
褒むべきかなしたたかさ