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思い出ストーリー

2025年06月12日 17:24

自分の今まで生きてきた中で、同じ名前をした女性と三度の出会いがあった。
3人の名前は「恭子」。
京子」「今日子」とかではない。「恭子」。
最初の「恭子」との出会い高校生の時で、通っている学校は全く違うのだが、友達が見せてくれた卒業アルバムを見て、わさわざ自分の学校まで声をかけに来てくれたのだ。その当時はそんな事が流行っていたらしい。自分はそんな恭子に戸惑いながらも、彼女のサバサバした性格に惹かれ、なんだかんだしながら、社会人になった頃まで付き合いが続いたが、自分が子供過ぎたのだろう。別れる事になった。彼女を通じて色々な経験もさせてもらったし、楽しい思い出しかない。今でも彼女の自宅の近くを車で通ると、懐かしい気持ちが甦る。

二人目の「恭子」は、お見合いの末に結婚した妻の名前である。長い付き合いが終わり、さあこれからどうしようか、新しい相手も探さなきゃなぁ、というタイミングで、親戚からお見合い話を持ち込まれたのだ。
その時に名前も伝えてくれたのだが、またしても「恭子」だった事に我ながら、苦笑いするしかなかった。
そして二人目の「恭子」との結婚生活は順風満帆とは程遠い、台風一過という感じであっと言う前に終わりを告げた。結婚するのは簡単だが、離婚は倍以上疲れるもの、という経験を身をもって知る事になったが、価値観の合わない人と生活するのは自分にとって苦痛でしかない事がわかっただけでも、結婚してみて良かったのだろうと思うのだ。お互い若かったしまだ再スタートも出来る年齢だったのもあったし。学ぶ事は多かったので、彼女に対しての恨みとかは全くないのが救いかもしれない。

それから色々な時間をすごし、現在に至る訳だが、ここで三人目の「恭子」が自分の人生に関わる事になるとは思ってもいなかった。
彼女は実は親戚なのだが、普段彼女がどんな生活を送っているのかほとんど知らずに生きてきて、ある日を境に、自分の人生とリンクし始めたのだ。自分は今起業を計画しており、そのビジネスパートナーとして彼女が色々手伝ってくれる事になったからだ。

自分の人生には三人の「恭子」との出会いがあった。それぞれの出会いに感謝したいと思う。願わくば三人の「恭子」に幸あらん事を。

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