- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 61歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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【お題日記】これは読んでおくべきと思う本
2025年05月24日 00:24
告知事項あり
人気絶頂のカチモード児玉さんの本。
カチモードは家賃の下がってしまったいわゆる事故物件で科学的調査をして何も支障がないことを証明して事故物件の価値を元に戻すという面白い取り組みをしている会社で、児玉さんはそこの社長兼社員。奥さんと2人でやっている会社。もちろん調査には大学の先生や専門家が付いているけれども。
ただ基本的な調査は児玉さんが機材を持ち込んで一人で一晩泊まり込んで調査する。
ほとんどの物件は何も異常はなく終わるが、ごくたまにそれではすまない物件がある、それを
まとめたのがこの本。
読者を怖がらせようという意図で書いているわけではないので怖くはないと思う。
説明がつかない出来事が世の中にはあるんだなあ、という感じで。
ただ、児玉さんは見た目の通り非常に良い人で、そのためにこうしたオカルト事象の本質に気がついていくところがとても面白い。
女性がじさつしたアパートの部屋を調査した時のこと。アパートの前で知らない男の人に声をかけられる。
「もし幽霊がでたら真っ先に私に知らせてほしい。それは私の娘だから」と。
結局何もなかったことをその人に報告するととても喜んでいた、このお父さんは娘がずっとその部屋にいるのではないかと心配して毎日アパートの前まで来ていたのだった。
娘がそこにいないならきっと成仏したのだろうと喜んでいたのだ。
児玉さんはそこで気がつく、人が怖がり押される幽霊も誰かの娘だったり親だったり、大切は人なのだということに。
自分は東日本大震災の後にそれに気がついた、心霊現象は救いでもある。








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